「いいご縁がありますように」と初詣ででそうお願いした方もいらっしゃるかもしれません。恋愛や人間関係だけでなく、就職先や入学試験など、「いいご縁」はできるかぎり手に入れたいもの。その「ご縁」を運任せにしないために何ができるでしょうか? 「いいご縁のためのレッスン」の紹介いたします。
自分の好きなもの、嬉しいものを毎日選ぶことが「縁をつなぐ」レッスン
占い師という仕事柄、私のもとには日々さまざまなご相談が寄せられます。恋や仕事、人生のこと、その多くに共通するのが「縁」というテーマです。自分と誰かをつなぐ縁を見たい、確かめたい、手に入れたい。縁が目に見えないものだからこそ、余計に不安や想像を煽るのかもしれません。人間関係に限らず転職や就職、保育園の落選通知に受験、はたまた失くしものをしたときなど、思うような結果が得られなかったとき「ご縁がなかったと思おう」と考える人も多くいます。言葉遊びのようですが、縁と無縁のテーマはないと言えるでしょう。
できれば良い人とつながりたい、願ったように生きたい。そう思うのは決して私だけではないでしょう。たとえば片思いの人と結ばれたいと思ったとき、どうするか。縁結びの神社に行っても、それで恋人ができたという人はそう多くないでしょう。神様に楯突くつもりはないのですが、合格祈願をすれば志望校に合格するわけではないのと同じです。自分が願う縁を得るためにできる一番の基本は、小さな縁からつなげていくこと、と私は考えています。
たとえば朝、服を選ぶときは一番好きな服を選ぶ。「毛玉がついてるけど、来客もないからこれでいいや」と妥協せず、ちゃんと好きなものとの縁をつなげていくわけです。ランチのときも、「面倒だからいつものお店でいいや」ではなく、一番好きなものを食べる。好きなお店、好きな食べ物との縁をつなげます。そのランチで一緒に過ごす人も、会社帰りにしたいことも、そんな発想で縁をどんどん強化していくのです。
好きなものを選ぶということは、縁をつなげることです。同時に、自分にとってより嬉しい、大きな縁をつないでいくためのレッスンでもあります。練習もせずいきなりバイオリンを弾ける人はいませんよね。まずは弓の持ち方を覚え、ボウイングを習ってから初めて音を出せるようになり、音階をマスターしてからメロディーを奏でられるようになります。
同じように、身の回りの小さな縁をおろそかにしていては、パートナーや夢の実現といった大きな縁はつなげません。日々のなかで縁があることを意識し、自分が欲しいものをつなげていきましょう。そうすればだんだん、自分にとって嬉しいものや人が身の回りにあふれ、望んだご縁もやってきます。何より、自分が嬉しいのもいいところです。
夜空にまたたく星々は、見上げただけでは点在する光の粒です。でも、人は星々をつなぐ線を見つけ、星座を作って楽しむようになりました。「ごらん、あれがオリオン座だよ」と指差してくれた人のおかげで、冬の夜空に煌々と輝く3つの星を中心とするその星座を見つけられるようになった人も多いでしょう。
縁はつなごうと意識すれば、つないでいけます。目指す星や好きな星をしっかりつないで、あなたが望むかたちの星座を描いていっていただけたら。占いを通して縁を見つめる者として、こんなに嬉しいことはありません。
※本記事は、2017/3/15掲載の「縁結びの神社に参拝するだけじゃ意味がない⁉良縁のためにできること<ご縁の法則>」を再編集したものです。
ご縁の法則
ご縁とは何か、どうすれば良いものにできるのか。真木あかりさんが占い師として経験を積む中で見えてきた「ご縁の法則」をご紹介します。
真木あかりさんの最新情報がわかるTwitterはこちら
- バックナンバー
-
- 「ご縁がない」と言うと縁は減る
- 時間の「すきま」を作って時の運を呼び込む
- 良い縁を引き寄せるには、小さな縁からつな...
- 2019年下半期 さそり座の運勢【201...
- ご縁の法則 2019年9月の恋愛運
- 孤独と惨めさの効用
- ご縁の法則 2019年8月の恋愛運
- 人気占い師、真木あかりさんに恋愛の悩みを...
- どうして占いができるのに孤独で不幸なんで...
- ご縁の法則 2019年7月の恋愛運
- 2019年下半期の星占い
- 2019年下半期 てんびん座の運勢
- 2019年下半期 おひつじ座の運勢
- 2019年下半期 やぎ座の運勢
- 2019年下半期 おうし座の運勢
- 2019年下半期 おとめ座の運勢
- 2019年下半期 しし座の運勢
- 2019年下半期 みずがめ座の運勢
- 2019年下半期 かに座の運勢
- 2019年下半期 ふたご座の運勢
- もっと見る