時間の「すきま」を作って時の運を呼び込む真木あかり

「時の運」という言葉をご存じでしょうか？　あまりに慌ただしい生活を送っていると、目の前にあるいいご縁を見逃してしまうのだそう。新しい年だからこそ意識したい「いいご縁」。今日は時間の使い方へのアドバイスです

“時の運”を失うと出会いに恵まれない

便利な家電が増え、モバイル環境も整い、さまざまなお店が夜遅くまで開いている現代ですが、だからといってそれらがなかった頃より時間に余裕があるとは言えません。スケジュール帳は予定でびっしりだったり、休む間も惜しんで何かに没頭したり、という人も少なくないでしょう。

充実した毎日を送れるのはすばらしいことですが、あまりに時間に余裕がない生活を送っていると、“時の運”を失って出会いに恵まれないことがよくあります。「あの人はいつも忙しそうだから、声をかけたら悪いな」「急に誘ってもダメだろう」などと思われてしまいやすいですし、また自分自身も目の前のことしか見えていないのでご縁があっても気づけません。

忙しいのは仕方のないこと。充実した毎日も良いこと。ただし、「常にギリギリ」という状態だけは避けましょう。仕事は期限前に仕上げる、時間に余裕を持って行動するといったことだけでも、ご縁が入ってくる「すきま」ができます。

この“時の運”ですが、日常のこんな行動でも逃げていくと言われています。恋愛運だけでなく仕事運、金運にも影響することがありますから、出来る限り減らしていけると良いですね。

・毎朝ギリギリまで寝ている
・電車で駆け込み乗車をする
・横断歩道で信号が変わりかけているとき、むりやり渡る
・待ち合わせにしょっちゅう遅刻する
・公共料金や税金の支払期限を破る
・ドタキャンする
・季節外れの服や家電を出しっぱなしにしている
・起床・就寝時間が著しくバラバラ

心の「すきま」がないとカスをつかむ

良いご縁を呼び込みたいのであれば、心にもしっかりとすきまを作っておくのがベストです。「他人を受け入れる余裕」と言い換えることもできますが、「いつ出会っても大丈夫！」くらいに余裕を持っておきましょう。

この心の余裕ですが、いろいろな要素でどんどん失われていきます。心配事で胸がいっぱいだったり、元カレに未練たらたらだったりすると、すきまは狭くなります。問題は、小さいすきまには小さい人しか入れないということ。

「人として器が小さい」なんて言い方がありますが、ケチや短気などカスをつかんで嬉しいわけがありません。幸せになれるご縁をつかむなら、まずは過去への未練をしっかり整理すること。そして、心配事や不安で胸をいっぱいにしないよう、普段から自分を満たしてあげることが大切です。

「すきま」はちょっとしたことで作れる

簡単に作れる「すきま」もあります。たとえば笑顔。笑顔を作るだけで運が良くなるので自分に余裕が生まれやすいですし、相手にもそれが伝わりやすいのです。いつもヘラヘラしているのは緊張感に欠けるというものですが、話すときは笑顔をベースにできると良いですね。所作をゆっくり丁寧にするというのもおすすめです。特にものを置く、使う、渡すといった手に関する所作は丁寧にやるほど良いと思います。

大事なのは、こうした「すきま」は気になる人の前だけでやっても意味はないということ。さあすきまを作るぞと思って、急にできるものではありません。プールに行く前日にダイエットを思いついたって痩せるわけではないのと同じです。飲食店の店員さん、マンションの管理人さん、たまたまその場に居合わせた人など、誰もがご縁です。誰に対しても、丁寧に余裕を持って接していくことでパートナーとなりうる縁も、ちゃんとつかめるようになります。

※本記事は、2017/9/15掲載の「『すきま』のない人にご縁は来ない＜ご縁の法則＞」を再編集したものです。

本連載では、真木あかり先生が読者のみなさまから頂いた恋愛相談にお答えします。

恋愛相談の応募はこちらから（Googleフォームを利用しています）

真木先生のメッセージはこちらからお読みいただけます。