現役の神職・桃虚が指南する、神様とのお付き合い。さて、3月は桃の花が咲く季節。桃の霊力について知りましょう。
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桃は仙木、魔除け効果は絶大。桃の花を部屋に活ければ、天下無敵!
この季節、神社ではヒヨドリの「ヒーヨヒーヨ」、メジロの「チチチ」という声が聞こえて、境内に出てみると桃の花の蜜を吸いに来ている彼らに会うことができます。
そして、鳥たちが大好きな桃の木はまた、人間にとっても特別な存在です。
そもそも、桃の木は、中国では仙木と呼ばれるほど邪気を祓う力がある植物。桃の種の核にある白い部分「とうじん」は、生薬として漢方にも配合され、体の中の悪いものを流してむくみを取る効果もあるそうです。悪いものを流し出す実力があるということですね。日本でも古墳時代の遺跡からたくさんの桃の核が出土していることから、古代から生えていて、そして盛んに食べられていたと考えられています。
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毎日がみるみる輝く!神様とあそぶ12カ月
「小さな一瞬一瞬の幸せを感じる」を毎日続けていけば、「一生幸せを感じ続ける」ということになる。――当たり前のことだが、これが、神社神職として日々、神様に季節の食べものをお供えしたり、境内の落ち葉を履いて清めたり、厄除開運の祈祷を行って参拝者さんとお話ししたりする中でたどり着いた、唯一、確実な開運法なのです。
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神主さん直伝。春夏秋冬を大切にすれば、毎日が開運のチャンス!
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