今年はへび年ですが、年の初めに、十二支のこと、勉強しておきましょう!
新刊『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』より、神様へのお参りの仕方を、学びましょう!
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数え年の数え方、知ってますか?
お正月にやってくる年神様は、みんなに等しく、新しい一年を配ります。そして全員、数え年がひとつ上がります。
人生を学校に見立ててみますと、生まれた時点で人生の1年生学級に入るので、数え年は1歳。そしてお正月に年神様がきて、次の1年をもらうと進級して2歳、という具合です。満年齢は「生まれてから何年生きたか」という、過ぎた時間の量を表していますが、数え年は「今、人生の何年生か」という学年を表しているのです。
学年にはそれぞれシンボルとなる動物が(架空の動物も含まれます)がひとつあり、それは干支と呼ばれます。干支は12種類あって、順番に巡ります。
[コラム]十二支の話
十二支は中国から日本に伝わったものです。古代中国で最も尊い星とされていたのが「木星」でした。木星は、12 年かけて太陽のまわりを一周します。
その年の木星の位置を示すために、天を12 にわけて、それぞれに子· 丑· 寅·卯· 辰· 巳· 午· 未· 申· 酉· 戌· 亥という、12 カ月の順番をあらわす符号の漢字を当てはめたのが十二支です。
ただし木星は、月や太陽と逆方向に天球を回るので、実際には木星と逆回りになる「太歳(たいさい)」という仮想の惑星、いわゆる木星の鏡像を作って、この星の回る順を十二支としたのです。
のちの時代に、漢字を知らない庶民にも順番を覚えやすいようにと、十二支の漢字に動物がひとつずつ、当てはめられました。子に鼠、丑に牛、寅に虎、卯に兎、辰に龍、巳に蛇、午に馬、未に羊、申に猿、酉に鶏、戌に犬、亥に猪。
そして日本では、訓読みで「ね· うし· とら· う· たつ· み· うま· ひつじ· さる· とり· いぬ· い」と覚えられるようになりました。
十二支は、年だけでなく、日、時刻、方角にも使われ、私たちの生活の中で千年以上、欠かせない単位として存在してきました。その年の動物のモチーフをお守りにする風習は、生活に密着した単位を大切にする心、日々の生活を大事に思う気持ちから生まれた開運法なのです。
神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること
古(いにしえ)より、「生活の知恵」は、「運気アップの方法」そのものでした。季節の花を愛でる、旬を美味しくいただく、しきたりを大事にする……など、五感をしっかり開いて、毎月を楽しく&雅(みやび)に迎えれば、いつの間にか好運体質に!
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神主さん直伝。「一日でも幸せな日々を続ける」ための、12カ月のはなし。
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