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幸せになりたいとほざくァンタ達へ

2025.03.14 公開 ポスト

人生は仕事をするためのものじゃない。バカ真面目にやったって給料変わらないわよアレン

先月から始まったアレン様の幸福論エッセイ。2回目の今回は、「仕事」についてです。やりたくもないことを押しつけられる、自分ばかり上司につらくあたられる…そんな理不尽な世界で生き抜くためには、こんな割り切り力と、自分を大切に思う気持ちが重要かもしれません。

*   *   *

そもそも、ヮタクシ達はすごい確率をかいくぐって生まれてきた強運の持ち主なのよ

ヮタクシはこれまで、“幸せ”の意味を深く考えたことは実際問題ないの。「生きてるだけで幸せ」って思っているから。
みんななぜか「幸せって何だろう」って考えるでしょう? 特に病んでいらっしゃる方。
もともとヮタクシ達は、奇跡が重なってすごい確率で生まれてきてるのよ。この世に生を受けた時点でとんでもない確率なんだから、みんなあり得ない強運の持ち主なのよ!
その考えがあるから、ヮタクシは別にお金持ち家庭とか、すごく出来の良い家とかではない㌔、生まれたことにずっと感謝しているの。

 

だけどなぜか、生きていることを当たり前と思っている部分がある人は生まれた環境についてブツブツ言うわけじゃない?
親がこうだったからとか。“親ガチャ”という言葉はすごく嫌いで使いたくないんだ㌔、親ガチャがどうとか、みんな言うでしょ?
そもそもそれって、自分で人生を切り開けない人が言っていることなの。ヮタクシはどちらかというとそんなに裕福ではない家庭で生まれている㌔、いま超幸せ!
それは、自分で人生を切り開いているからなのよ。

自分の人生を生きるという覚悟がないと翻弄されて終わりよ!

そろそろみんな、考え方一つでなにもかも、すべてが変わるということに気付くべきよ。
そしてそもそもすごい確率でこの世に生まれ落ちているということに、感謝をすること。
現代人は感謝が足りてないと思う。欲求ばかりでしょ。「親がお金持ちだったら」、「親ガチャをうまく引いていたら」…もうどうこう言ったって仕方のないことなんだから、今の人生を生きるしかないのよ。

生まれたことに対しての感謝がなくて当たり前と思っているから、「なんでこんな家に生まれたんだろう」とか、兄弟がどうとか、今の環境に対してブツブツ文句を言うのよね。
でも冷静に考えてみて。生まれてきているだけでもすごいことだし、生まれてきているイコール、自分の人生を歩んでいいわけなの。
だから自分の人生を生きるって決めないと、いつまでたってもずっと環境に左右されるわよね。

環境はいくらでも変えられるじゃない。嫌だったらやめればいいし。でもその勇気はないわけでしょう?
「実家を出たい実家を出たい、親が嫌だ」。そんなに言うなら親元を離れて、自分の人生を生きることもできるわけじゃない? でもやらない。それは自分の人生を生きるという覚悟が足りていないっていうことなの。
覚悟がないから環境を変えられなくて、いつまでたっても不満が募る。環境に左右され続けて生きることになる。

でもある日ふと、気付くべきだと思うの。「自分が変わらないと、いつまでたっても今の環境は変わらない。翻弄されて死んでいくだけだ」って。
「私はこれがやりたい。でも今の環境は嫌だ。この友達も嫌だ。この上司も嫌だ。変えよう」っていうことに気付かないと人生がいい方向にならないと思う。
そのことに気付いていない、覚悟もない現代人があまりにも多すぎるのよね。

仕事ひとつとっても、不満はすごくあるのに「じゃあ辞めたらいいじゃん」って言うと「いや、言葉ではそう言うけど実際はそう簡単に辞められないよ」って言う人ばっかり。
もういい、うんざり。「あなたは自分の人生を自分で決めて、決定していく覚悟がない人なのよね」って、いつも思うわ。

バカ真面目に仕事してたって給料かわらないでしょ?

そもそも仕事っていうのはあくまでも人生を楽しくする上での付随で、金を稼ぐ手段としてやるべきことよね。
好きなことをやってる人はいいんだ㌔、世の中の9割の人は仕事=好きなことじゃないでしょ?

好きなことではない㌔金を稼ぐ手段としてやってることなら、すごく手を抜いていいとヮタクシは思うの。日本だけが異常なのよ。
例えば海外に旅行したとき現地のコンビニに行くでしょ。店員が携帯いじって、チューイングガムかんでて、会計いくらね、はいこれお釣り、で終わり。でもそれでいいと思うの。その人の仕事って、客が買った物のお代をもらうことだから。

日本だと頭を下げて、ありがとうございましたとかバカ真面目にやってるじゃない。そんなことしてたら自分がつぶされるわよ。だから手を抜けるところは抜かないとダメ!
バカ真面目にやってたって『あの人、何かすごく色々やってくれるね、ありがたい。』で、終わり。ありがたいからって給料は上がらないし、時給は一緒よ。
不真面目にやってる人もみんな。

ヮタクシの大切なァンタ達には搾取される側になってほしくないのよ

もうみんなわかってるとおもう㌔、キレイ事抜きで現代は搾取する側とされる側に分かれてるの。そこでヮタクシがみんなにずっと言ってるのが、搾取される側にはならないでほしいっていうこと。人って、言いやすい人と言いづらい人にわかれていて、言いやすい人っていうのは搾取される側なのよね。

たとえばヮタクシが上司で、部下にAさんとBさんがいる。「申し訳ないんだけど、これとこれやっといて」って言ったときに、部下2人は内心嫌なんだ㌔「分かりました」って言って作業する。だけど上司は定時で先に上がるとかさ。

これやっといてあれやっといてって、言いやすかったらヮタクシ、どんどん言うの。
でもAさんが「私、時間がないから無理ですよ。ほかの人にお願いしてください」とか、「なんで毎回私なんですか」って言って来る人だったら「Aさんに仕事振りたいけどすぐ言い返して来るから、もうBさんに頼もう」ってなる。
そこでやっと上司との関係が対等になってくるの。言われづらくなったもん勝ちなのよね。これって仕事だけじゃなくてなんでもそう。

『これ聞いて、あれ聞いて』って、お友達から延々と悩み相談される人っているでしょ? 『聞いて聞いて聞いて!』って。
だけどいざ自分の悩みをその人に話したら、「ああ、それはこうなんじゃない?」って一言で終わらせられるとかさ。

ヮタクシはずっと、「人生をほどほどで」ってクリマンに言ってるの。
バカ真面目に上司の言うことを全部聞いたり、搾取される側になって生きていると、自分が食いつぶされちゃうから手を抜くところは抜いていい。
抜けるところは全部抜いて、ほどほどにしていいのよ。人生は仕事をするためのもんじゃないから。

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幸せになりたいとほざくァンタ達へ

幻冬舎plusにアレン様大先生がついにご降臨…!! 本連載では、現代社会で生きる誰もが気にしている「幸福論」について、ありがたいお言葉をつむいでいただきました。読めば幸せになること間違いなしのスペシャルなエッセイをご堪能あれ。

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アレン

大物マダムタレント。生きる幻。 2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。

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