
目を疑うほど整った顔立ちに、奇跡の8頭身スタイル
その姿は漫画から飛び出てきた王子様そのもの。
こんな奇跡のような人間が存在するのか……
「道枝駿佑は存在します」
4月27日放送のキャスター第3話では道枝駿佑が圧倒的“美”をお茶の間に届けた。
それだけに止まらず、日曜劇場という大舞台で俳優 道枝駿佑の進化を見せつけた。
まさにこの3話は“道枝駿佑劇場”だったと言えるでしょう。
「消えた初恋(2021年)」「金田一少年の事件簿(2022年)」「マイ・セカンド・アオハル(2023年)」「マルス-ゼロの革命-(2024年)」と、1年に一度のペースで道枝駿佑を拝ませてもらっている我々だが、このキャスターは彼の新境地を見せてもらっているように思える。
社会に揉まれながら直向きに走り回るアシスタントディレクター本橋には王子様フェイスは健在でありながらも、今までにはない“泥臭さ”が感じられる。
私は「イケメンが挫折を味わいながらも成長していく姿」で白米が進むタイプだ。
あの人に限って不正はないと信じたい“友人としての自分”と、個人的な感情は捨て真実と向き合わなければならない“報道マンとしての自分”そんな揺れ動く感情(心の機微)を、道枝駿佑が持つ豊かな表情の変化で完璧に表現していたように思える。
また道枝駿佑が持つ、大柄でありながも守ってあげたいと思える“子犬感” が
社会人としてはまだまだ青二才の本橋の“危うさ”とも非常に相性が良く……
「この子を守ってあげたい、成長を最後まで見届けたい」
そう思わずにいられなくなる。
瞳で魅せる。
ここまでも俳優 道枝駿佑について好き勝手に語らせてもらったが
今回のキャスター3話を通して最も驚かされたのは、彼の「目の演技」だ。
不正はないと信じる目、希望を絶たれて光を失った目、真実を追い求めると決意した目、一命を取り留めた先輩に安堵する目……
その時々の感情によって、全く違った目の輝きをしている。
彼は「目の水分量」を操れるのだ。
道枝駿佑の曇りのない澄んだ瞳だからこそできる、この使い分けはまさに匠の技。
そんな彼の“目の魅力”に改めて気付かされた私だが
この3話ではもう1人、圧倒的な目力を感じた人物がいる。
「のん」だ。
彼女の目の輝きはそれこそ科学では証明できない何かを感じた。
あえて安易な表現するなら「吸い込まれそうな目」
声を発さずとも目だけで演技が成立する。それほどに彼女の目は特別だと感じた。
「真実をその目で確かめろ」そんな題材のキャスターにおいて
この2人の“恐ろしく真っ直ぐな目”はキャスティングの妙と言えるでしょう。
“嘘と誇張” 科学の在り方とは……
ここまで内容にはあまり触れてこなかったが、3話もやはり「攻めの姿勢」は変わらない。もはやお家芸ともいえる“実際にあった騒動のオマージュ”
本日の題材は「誰もが知っている“あの”新細胞騒動」
私はこの3話を観るにあたって、世間を大きく騒がせたST○P細胞に関する記事を読み漁りこの騒動の悲惨な末路を知った。
その観点から見るとキャスター3話は「ST○P細胞が歩むべき姿」を描いたと私は捉えた。
個人的な私利私欲は捨て、科学者全体で切磋琢磨し研究を進めていく。そんな“科学のあるべき姿”を描いたように感じた。
現実はそんなに甘くないことも重々承知だが「ドラマくらい夢みたっていいじゃない」これが私の考えだ。
キャスターの題材は社会派な側面が強いため、その題材に対し意見を述べることは
その分野に特に精通していない私にとっては難しい面もあるのが正直なところだ。
(今後も一般人としての意見を発信する姿勢ですが……)
そんな題材の中で、身近に感じたのは「改ざん(嘘)と誇張」について。
私はYouTubeを生業にする前は芸人をしていた。
皆さんもご存知だと思いますが芸人は面白い話を用意しなくてならない。
「私は話を……“改ざん”したことがあります」
絶対にニュースにはならない告白ではあるが、大きくいうなら、私も“改ざん”経験がある。
最初は話の誇張に止まっていた私だが、笑いの欲しさゆえに、あらぬ事実を作り上げたのだった。
この誇張という第一段階に麻痺していくと、自分でも知らぬ間に改ざんに手を染めてしまうのだ……
3話においても“これくらいバレない”という安直な考えから“世間を賑わす騒動”に変化してしまったと推察できる。
日頃から“このくらいは大丈夫だろう”という考えは捨てようと思った。
一見、自分とは関係のないドラマの題材と思いがちだが、その中には必ず自分にも心当たりのある“テーマ”があるもの。
社会派ドラマ「キャスター」の中にも自分の人生に落とし込める部分を探していきましょうね。
最後に考察面の話をすると……
今回は一瞬登場したヒコロヒーさんが全てを担っていたと言う感じ……
簡単に言うと「単発回」でした。
ですが考察は“終盤に繋がるもの”
過去にあった日曜劇場「アンチヒーロー」が教えてくれましたね?
-1つ1つのこれまでの報道が最後の局面に向かうためのプロセスだった-
そんな可能性を秘めているのをくれぐれもお忘れ無く!!
これからも日曜劇場キャスターを全方向から味わい尽くしていきましょうね。
キャスター第3話 リアルタイム考察動画はこちら
著者:ぺチ
ドラマイラスト:サク
考察食堂 -ドラマを噛んで味わう-

3人組ドラマ考察系YouTuber 6969b(ろくろっくび)による考察記事の連載がスタート!
今話題のドラマの真犯人は?黒幕は?このシーンの意味は?
物語を深堀りして、噛むようにじっくり味わっていきます。