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コンサバ会社員、本を片手に越境する

2025.03.09 公開 ポスト

「他人と組織が祝祭を生む」悩み・停滞するアラフォーサラリーマンに刺さった建築家からの“思いがけない天啓”梅津奏

「成功」よりも「祝祭」を知りたい

私がサラリーマンに向いている理由はいくつもあるけれど、「一人でなんとかしよう」なんてサラサラ思っていないことが一番だろう。

ジェネラリストよりスペシャリストを育成していこう、評価していこうという方向に社会も企業も動いている。ジェネラリスト育成工場のような私の勤務先でも、「スペシャリストとしてスキルを身に着けて、自分のマーケット価値を高めたい」と熱く語る若者は多い。

でも私は昔から、自分が何かのスペシャリストになることには興味がなかった。それよりも、幅広く色んな知識を身に着けて、経験して、「だいたいのことは平均点レベルでなんでもできる」人になる方が、楽しいことが待っているような気がしていたのだ。

それは多分、私が何かに特別秀でた人間ではないからだろう。天性の才能はもちろん、後天的に才能を身に着けるために必要な集中力も、執着も、一本の刀を磨き続ける根性も無い。

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コンサバ会社員、本を片手に越境する

筋金入りのコンサバ会社員が、本を片手に予測不可能な時代をサバイブ。

 

 

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梅津奏

1987年生まれ、仙台出身。都内で会社員として働くかたわら、ライター・コラムニストとして活動。講談社「ミモレ」をはじめとするweb媒体で、女性のキャリア・日常の悩み・フェミニズムなどをテーマに執筆。幼少期より息を吸うように本を読み続けている本の虫。ブログ「本の虫観察日記

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