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元旦から15日間、キャンプをしていた。

 

そのことを話すと、ごはんとかはどうしていたの? と聞かれる。

自分で作ったりもしていたが、本当にありがたいことに、なんどもキャンパーさんにご飯を恵んでもらった。

 

「20時にはできると思うから、そのくらいにうちのテントに来てね」

恵んでもらった絶品おでん。

そわそわしながら、自分のテントでごはんを待つ。

この感じ何かににているなと思っていました。

 

ルワンダでした。

 

ルワンダにいた頃、近所のルワンダ人や同僚のルワンダ人に、よく家に招かれてご飯を食べさせてもらっていました。

アフリカにいた当時、ルワンダ人の優しさに触れ、やっぱり人と人のつながりって大切だし、それこそが幸福度に直結しているんだなと感じていたのを思い出しました。

キャンパーって心優しい人が多い。
 

日本もルワンダと一緒。

 

つまり、人間は根源的に人とのつながりを求めているのだと思います。

アフリカの人たちは物資的には日本より恵まれていませんが、日本人よりも幸福そうに見えました。

それは人と人のつながりを大切にしているからなのだと思います。

 

人とつながらなくても生きていけるほどに、物資的に豊かになった日本。

ですが、果たしてそれに比例して精神的に豊かになったと言えるのか。キャンプは人間が本能的に求める、人と人のつながりをつくってくれます。

 

自然のど真ん中に身を置くと、人間はひとりで生きていけないことを本能的に悟るのでしょうか。

おのずから他者と繋がろうとする。これもキャンプの魅力のひとつだと思うのです。

 

キャンプはそんな人間が昔から大切にしてきた価値観を思い出させてくれます。

今の時代にこそ、キャンプです。

ルワンダの食卓へ招かれたときの一枚、日本もルワンダも一緒。

 

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