「この戦争をやった者は誰であるか、東条であり、軍部であるか。そうでもあるが然し又――」(『堕落論』)
※この記事は、2018.03.18に公開されたものの再掲です
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政治、経済、文化などあらゆる分野の常識や日本的価値観が猛スピードで崩壊し、決裁文書改竄問題で国家の体すら溶けかけている日本。この恐ろしい現実をタイムリーに突き刺した『新・堕落論』から、第6章「坂口安吾の『堕落論』」をお届けします。今あらためて私たちに投げかけられる、安吾の言葉の重みとは……。
新・堕落論
いまの森友決済書改竄問題にみる“政官の大堕落”だけではない。日本は経済、文化、防衛などあらゆる分野が劣化し、これまでの常識と日本的価値観が猛スピードで崩壊している。私たちはこのまま堕落し続けるのか?日本の恐ろしい現実をタイムリーに突き刺した『新・堕落論』(小林よしのり著)を大特集。