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「小説幻冬」編集部より

2018.04.14 公開 ポスト

【編集部日記】小林賢太郎さんが作・演出をつとめる「カジャラ #3『働けど働けど』」が素晴らしい!

4月9日(月)
週明けということもあり、デスクワーク山積み。これが終わったらあれやって、あれが終わったらこれやって、とコツコツ進めていく。こういう「コツコツ」の先に大きな果実があるといいのだけれど、自分の「コツコツ」が正しい方向を向いたコツコツなのかという検証は定期的にしたほうがいいなと思ったりする。コツコツやってると、それだけでちょっと満足しちゃうところがあるのでこわい。

YouTube革命』という本を読む。自分が認識していたYouTubeは、全体の一部でしかなくて、もっと面白いYouTubeとの接し方があるなぁ、というようなことを感じる。

夜、お世話になった映画プロデューサーと池尻大橋で会食。同じマスコミなれど、活字と映像で世界が違うので、聞く話が刺激的。


4月10日(火)
4月文庫の発売日。僕は『居酒屋お夏 八 兄弟飯』(岡本さとる著)と、『うっかり鉄道』(能町みね子著)の2冊を担当。『兄弟飯』のほうは時代小説なのですが、「こういう居酒屋があったら定期的に通うなぁ」としみじみ思う。毒舌だけど深い愛情があって、困っている誰かをほっとけない主人公のお夏が魅力的。『うっかり鉄道』は、乗り鉄の僕にはたまらない一冊。単なる乗り鉄本と思うなかれ。能町さん独自の視点と、独特のリズムで、全国ローカル線を計画性不十分に巡るのです。面白くないわけがない。

夜、本屋大賞のパーティーに。


4月11日(水)
会議&打ち合わせデー。書籍編集部の企画会議に出席し、「小説幻冬」の会議に出席し、社内打ち合わせを2本、営業との打ち合わせを1本。ふぅ。何気にこういう一日って、終わってみると脳みそが疲れている。でも、考えることでしか出口がない仕事でもあるから、考え続ける。

夜、吉川英治文学賞のパーティーに。


4月12日(木)

4月新刊文庫の『うっかり鉄道』(能町みね子著)が重版かかる。発売から2日で重版。めちゃくちゃ嬉しい。まだまだ売りたいし、続編やりたい。

「小説幻冬」4月27日売り号の台割確定作業。窪美澄さんの最新刊『じっと手を見る』を特集しているので、ぜひ読んでください。おぼっちゃまくんもさらにパワフル。今回は感動的な秘話が明かされます。乞うご期待。

夜、「小説幻冬」で「こばなしけんたろう」を連載していただいている小林賢太郎さんが作・演出をつとめる「カジャラ #3『働けど働けど』」を鑑賞。腹を抱えて笑わせていただく一方で、「働く」ということに対して鑑賞後に長考するほどの問いを投げかけられもする。小林さんが手がける作品は、「鑑賞後にも作品の余韻が残る」という点でも色々な人に勧めたい。こういう作品との出会いは、宝物のような体験だと思う。
 

4月13日(金)
進行中の単行本のことや小説幻冬のことや4月に出す本のことで打ち合わせが続き、終日外出。社内仕事的なものはメールで電話で対応する。


「小説幻冬」有馬大樹

 

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