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「小説幻冬」編集部より

2018.04.21 公開 ポスト

【編集部日記】上田秀人さんの『妾屋の四季』が重版かかって嬉しい。

4月16日(月)
御殿場に出張。15日の深夜バスで御殿場に向かったのですが、東名高速が工事か何かで渋滞していて、御殿場に着いたのがAM2:00。こういうトラブルはなかなかこたえる。御殿場での取材に同行して、帰京。実に有意義な取材でした。

夜、代々木上原あたりで会食。


4月17日(火)
先週の金曜から出張続きだったのですが、そうするとどうしてもたまるのがデスクワーク。せっせせっせと仕事する。あれこれやった記憶はあるけど、今「具体的に何をやったか」を思い出そうとすると、意識に靄がかかって思い出せない……。学生の頃、「手帳に書かなきゃ忘れるほど予定入れるなんて、バカじゃないか?」と思っていたけど、自分が大人になった今、「そういうバカも必死に毎日生きているんだよね」とかつての自分に言いたい気分。別に自分が正しいとは思わないし、自分の日々に改善点は多々あるけれど、正しさだけで生きられないのもまた真実。「ここぞ」という時には功利効率を度外視した働き方が迫力を生むというのも、たぶん真実。

夜、飯田橋で会食。


4月18日(水)

3月に刊行した上田秀人さんの『妾屋の四季』が重版かかる。この作品は、「妾屋昼兵衛女帳面」(全8巻)というシリーズの番外編で、単体としても抜群に面白いし、シリーズ既読の方にはたまならい内容のスピンオフにもなっています。上田秀人さんの作品を読むと、気分はその時代にひとっ飛び。この作品は江戸時代を舞台にしていますが、当時の男女がどういう日々を生きていたのかが感じられて、旅したような気分になります。オススメなので、未読の方はぜひ。

昼、須藤元気さん新刊の見本が出たので、持っていく。そして、動画メッセージを撮影させてもらう。発売は4月26日です。こちらもお楽しみに。

数日前から折に触れて思い出す原稿があり、夜はそれを読む。期日を切られているわけではないのだけれど、出力したときに数行読んだだけど、「あ、なんかすごそう」と思った作品。こういうフットワークはなるべく軽めでいたい。


4月19日(木)

仕事と全然関係ないのだけれど、Gショックを買う。一目惚れとしか言いようがないのだけれど、腕に巻いてみたら、思った通りカッコよくて気分がいい。「いいなぁ、これ」と思えるものを身につけるなんてのは、単なる自己満足だけれど、自己満足なくして他者満足もない、と勝手に信じることにして、ただただご満悦。

夜、ある会合で北方謙三さんが講演をするので、会場までアテンド。2009年に『望郷の道』という作品を担当させていただいたのですが、北方さんはいつお会いしてもしびれるくらいにかっこいい。哲学から下半身までトークの幅は広いし、惹きつけられるオーラもすごい。小説家として第一線で体を張り続けている北方さんにお会いすると、「疲れたとか言ってらんないな」と背筋の伸びる思い。
 

「小説幻冬」有馬大樹

 

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