瀧羽麻子さんの新刊が出ました!
タイトルは、『ありえないほどうるさいオルゴール店』。
ありえないほどうるさい? オルゴール屋さんが? いったいどういうお店なの?
ちょっと不思議なタイトルが気になったら、ぜひ表紙を開いてください。
――この物語の舞台は、北のはずれの小さな町。町には小さなオルゴール店があります。その店では「お客さんの心に流れている曲が聞こえる」という不思議な力を持つ店主がいて、訪れるお客さんにあわせて、世界にたった一つのオルゴールを作ってくれるのです。
さまざまな思いを抱えたお客さんが、オルゴールの音色によって、「自分の中の秘密」と向き合うことになります……。
この物語、発売と同時に、書店員さんから絶賛の声が続々届いています!!
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とてもいいです。見事です。鳥肌立ちました。
オルゴールの音色が確かに聞こえて、
全身にじんわりしみて涙しました。
生きにくい世の中で、孤独の寂しさや喪失の哀しみを癒してくれる音楽の力!
どんな不協和音だって、誰かを強く想えばきっと世界に一つのハーモニーになる。
優しくて温かくて心地よいおおらかな包容力が魅力的な小説。
この共鳴は宝物!
ささやかな幸せに満ちた、ありえないほど素晴らしい物語だ!
内田剛さん(三省堂書店)
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各話にでてきた主人公たちは、その後、それぞれの幸せに出会えたのでしょうか。
みんなどうなったのかなと思いながら読み進めたのですが、最終話の「おさきに」の結末を読んだときに、きっと幸せになれたんだと思えました。
「おさきに」を読んで、自分も夫婦二人でこんな風に仲良く年を取っていきたいなぁと思いました。
こんなタイミングで、妻の“こんな言葉”を聞けた主人公はなんて幸せな人なんでしょう。この瞬間を読んだとき、心が震えました。
この小説に出てきた人たちみんなが幸せでありますように。
ーー飯田和之さん(芳林堂書店東長崎店)
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涙ががっつり流れました!
知り合いにも友人にも、時には家族にだって言えない、言葉に出来ない、するほどじゃない、もやもやした悩みや思いがあります。そんな、自分でもどうしていいかわからない気持ちを、音楽が癒してくれることがあります。
このオルゴール店の店主が聞こえるのは、「好きな曲」じゃなくて「その人の心に流れている曲」なんですね。
現実にこんな店があったらいいなあと思ってしまいます。
ーー三瓶ひとみさん(ジュンク堂書店三宮店)
ありえないほどうるさいオルゴール店
誰にでもあると思います。
ふとした拍子に聴こえてきた音楽で、突然、“ある瞬間”の“ある思い”が鮮やかに蘇ることが……。
この物語の舞台は、北の町にあるオルゴール店。
店の主人は、「お客さんの心に流れている曲が聴こえる」という不思議な能力を持っています。
店主は、お客さん自身も気づいていない「心の音楽」に耳を傾け、世界にひとつ、その人のためだけのオルゴールを作るのです。
後日、そのオルゴールを受け取りに行ったお客さんが、それを鳴らした瞬間――。
時に音楽は、言葉以上に、「想い」を伝えます。
「ごめんね」も、「ありがとう」も。
七編の物語が奏でる、幸せの音色とはーー。
『ツバキ文具店』『コーヒーが冷めないうちに』に続く、
2018年を幸せな感動に包む物語は、これです!