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話し下手のための雑談力

2018.06.05 公開 ポスト

会話が続かない人は「相談モード」を取り入れよう沢渡あまね

数多くの職場を見てきた業務プロセス&オフィスコミュニケーション改善士の沢渡あまねさん。『職場の問題地図』をはじめとした問題地図シリーズは累計17万部を突破しています。そんな沢渡さんの新刊が『話し下手のための雑談力』です!
新年度がスタートし、新たに管理職やチームリーダーになったものの、どうやってメンバーを束ねて生産性を上げていけばいいのか悩む方はもちろん、就職や転職で新天地で働くことになった方まで、ぜひ参照ください。

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相手の話をただ聞いてうなずいているだけでは会話は盛り上がりません。
相手の話を受け止めつつ、その話を深く掘り下げたい、あるいは広げたいもの。
その際、便利な2つの枕詞があります。

「ちなみに」と「個人的には」

「ちなみに、そういう失敗談なら僕も経験があってね……」
「なるほどね。個人的には、旅行するなら海よりも山がいいな。実は来週も天竜の山にドライブに行こうかと思っていてね……」

むしろ部下のほうが忙しい。なかなか雑談をもちかけにくい。
あるいは、わざわざ業務外のことを自分から話しかけにくい。

そして、部下からも話しかけてもらえない。

そんなときは、相談モードであなたから部下に話しかけてみましょう。

「ちょっと個人的に困っていることがあるんだけれど、話聞いてもらってイイかな?」
「息子が読書感想文の宿題で困っているんだけれど、オススメの本ないかな?」
「Excelの使い方で困っていて、ちょっとワザを教えてもらいたいんだけれどいいかな?」
「来週富山に出張するんだけれど、確かあなた富山出身だったよね? 食事どころのオススメ知っておきたいんだけれど教えてもらえる?」

人は頼られると嬉しく思うもの(頼りすぎは問題ですが)。それが年上や目上の人からなら、なおのこと。
この会話をきっかけに、部下が気軽に話しかけてくれたり、相談をもちかけてくれるようになったら理想ですね。

このように、話をより深める/広げることができます。相手はあなたのことをより深く知ることができて親近感を持つとともに、その後の雑談のきっかけづくりにも。

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沢渡あまね

1975年生まれ。あまねキャリア工房 代表(フリーランス)。 業務プロセス/オフィスコミュニケーション改善士。日産自動車、NTTデータ、大手製薬会社などを経て2014年秋より現業。経験職種は、広報/情報システム/ネットワークソリューション事業部ほか。『人事経験ゼロの働き方改革パートナー』を謡い、企業/自治体/官公庁向けにコミュニケーションを軸にした働き方改革、組織活性、業務プロセス改善の講演・コンサル・執筆などを行っている。 <著書> 『職場の問題かるた』『職場の問題地図』『働き方の問題地図』『仕事の問題地図』『システムの問題地図』(技術評論社)、『チームの生産性をあげる。』(ダイヤモンド社)、『働く人改革』(インプレス)他多数。

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