「バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!」
SNSを賑わすカタカナの並び。
映画「バーフバリ」は古代インドの大国マヒシュマティ王国を舞台にした歴史ファンタジーだ。
伝説の王アマレンドラ・バーフバリとその息子マヘンドラ・バーフバリの親子二代の活躍を描く。
アクションあり、歌あり、ダンスあり、ドラマあり。
何でもござれのエンターテインメントに、作品の舞台「マヒシュマティ王国」の民を名乗るファンが続出、SNSや絶叫上映などのイベントでマヒシュマティ王国民同士の交流を楽しんでいる。
4月7日、都内で開催された「バーフバリ」オールナイト絶叫上映イベントで幻冬舎コミックスによる「バーフバリ」マンガプロジェクトが発表され、同月末にはインドから監督とプロデューサーの来日がファンの声に応える形で実現。
そして、2017年末に同映画の完結編にあたる「バーフバリ 王の凱旋」が公開され5か月が経った6月1日、「バーフバリ 王の凱旋」完全版が封切りとなった。
これまで日本国内で公開されていたのはインターナショナル版と呼ばれるもので、海外公開用に編集されたいわゆるディレクターズカットだった。
対する完全版は、「バーフバリ」の本場インド・トリウッド(北インド映画のボリウッドに対応する南インド映画の呼称)で上映されたものと同じ内容となっている。
とどまるところを知らない「バーフバリ」旋風。
全世界での興行収入が300億円を超える超大作を生み出したのはどのような人物なのか。
まるで円環 インドと日本をつなぐ「マンガ」
映画「バーフバリ」には古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」を彷彿とさせるシーンが数多く散りばめられている。
監督曰く、幼い頃にインドで読んだ「マハーバーラタ」のマンガが「バーフバリ」の構想に大きな影響を与えたという。
日本で生まれたマンガが、海を越えて諸外国に伝わり、その国の文化と繋がって、そして再びマンガとして日本に戻っていく——監督は「バーフバリ」をめぐる文化の交流を環のようだと評する。
ラージャマウリ監督からのコメント
マンガ「バーフバリ ~王の凱旋~」は6月23日発売
「バーフバリ」のコミカライズ、マンガ「バーフバリ ~王の凱旋~」は6月23日に発売される。
副題に後編の「王の凱旋(邦題)」を冠してはいるが、前編の「伝説誕生(邦題)」をまだ見ていなくても楽しめる内容になっているという。
→マンガ公式ツイッター
初版には特典として「マヒシュマティ王国謹製クリアシール」が同封されている。「バーフバリ」登場人物の公式モチーフをあしらった特製シールだ。
さらに一部書店では作画を担当した深谷陽のコメント入りイラストカードや抽選で当たる特製カレーなどが購入者特典として発表されている。
一方で、いつでもどこでも王を称えたいという王国民のために電子版の販売も決定。
「バーフバリ ~王の凱旋~」は6月23日に発売予定。
「バーフバリ ~王の凱旋~」
B6判
原作:ARKA MEDIAWORKS ENTERTAINMENT LLP
作画:深谷陽
定価:920円+税
発行:幻冬舎コミックス
発売:幻冬舎
(C)ARKA MEDIAWORKS ENTERTAINMENT LLP, FUKAYA AKIRA, GENTOSHA COMICS INC. 2018