「いくつになってもキレイでいたい」「大好きなあの人に愛されたい」「仕事でも遊びでも輝いていたい」……。そんな女性の願いをかなえてきた「美のバイブル」をご存じでしょうか? その名も『1日30秒エレガンス』。刊行以来、多くの女性に愛され、17年にわたって読み継がれてきたロングセラーです。
今回は特別に、本書が提唱している「65の習慣」の中から一部をご紹介。いますぐ・自分ひとりで・お金をかけずにできることばかりなので、どうぞ気軽に試してみてくださいね!
あなたの背中、曲がっていませんか?
ブランド品を持っていても、姿勢が悪くだらしのない歩き方をしている若い女性の多さには驚かされます。
みな昔よりも格段にプロポーションがよくなっているというのに、おばあさんのように前のめりになって、筋肉というものがないのかしらと疑うほど、生気が感じられません。
立ち姿だけではありません。座り方にも緊張感が感じられないのです。
電車の中でも、ミニスカートにブーツ姿の足はO脚で、猫背になって座っている。その膝の上には堂々とブランド物のバッグを載せている。これではせっかくのバッグも泣いてしまいますし、まわりの人も不愉快ですね。
姿勢は心を表します。エレガントな女性として、やはり美しい姿勢は常に心がけたいポイントです。
「あやつり人形」をイメージしてみる
歩く時にはまず背筋を伸ばす。猫背になると膝まで内側を向き、知らず知らずのうちにO脚になってしまいます。逆に背筋をピンと伸ばすと足まで真っ直ぐになるのです。まずこれを頭に入れてください。
背筋をグッと伸ばしたあとは、顎を引くことを忘れずに。グッと引くことによって肩のラインが一瞬落ちて、とても綺麗な歩き方ができるようになります。
ここまでやると、自然と下腹部も引き締まってきます。
無理なく背筋を伸ばすために、自分の頭の中で“あやつり人形”になったようなイメージを持つことをお勧めします。頭のてっぺんから吊り上げられている。体の中心を通る糸が、頭の上でキュッ、キュッ、と引っ張られる感覚です。
「腰から歩く」と美人に見える
軽やかに歩くには、背筋を伸ばして、自然に足を繰り出す。腰から歩くようなイメージを持つと、ベストな歩き方ができますよ。実際に歩く時は、一本の線上を歩くつもりになってください。
なかなかうまくいかない場合は、フローリングのつぎ目などを歩いてみると感覚がつかめます。キャスターのついた大きな鏡をお持ちなら、ぜひ鏡を正面に据えて練習してください。
自分のエレガントな歩幅を探すことも大切です。狭すぎる歩幅では貧弱に見えますが、モデルウォークのような大股な歩き方もお勧めできません。あまり大股で歩くのは、下品になりがちなので、気をつけてください、
歩き方がエレガントな人は、座り方、立ち方、どんな動作をしても綺麗なもの。長時間座っていても、姿勢がくずれない。それはすべて背筋がピンと伸びているからなのです。