やっぱり坂本龍馬が出てくるとあがる~!ドラマ「西郷どん」で、小栗旬さんの龍馬に毎週、目がハートです(by担当編集者)。
幕末のダントツの人気者といえば、坂本龍馬。
薩長同盟、結ばれるよー。
龍馬、見せ場中の見せ場だよー。
実際、龍馬さん、どんなことしてたの?
やってること、めっちゃ、現代風!
しかし、福山雅治さんが龍馬役だったこともあるし、今回は小栗旬さんだし、ほかにもたくさんいましたが、坂本龍馬=イケメンってイメージが強いですよねえ。なんででしょう。
勇者と魔王が手を組んだ
幕末エピソード13はこんな感じでございます。
の前におさらい!
幕府が長州ボコボコにしようとする。《第一次長州征討》
↓
西郷さん、攻撃したくないから条件出す。
↓
長州のゾクロン派はちゃんと従う。
↓
「ざけんな!」って晋作大暴れ。で勝つ。《功山寺挙兵》
第一次長州征討がムチャクチャ不発に終わった幕府は、
幕府「ぬるい!! 長州をもっとバチバチにシバかないと。もう一回攻めるぞ!」
てなテンションで、“第二次”を起こそうとします。
しかし、この行為にみんな(いろんな藩)ドン引き。
「えー……長州謝ったじゃん……。戦うってなに? 幕府スベってねーか?」
こんな声がチラホラ聞こえてくるようになります。
そんな状況でセツジツに望まれたのが、
《雄藩連合(強ぇー藩と強ぇー藩のドッキング)》。
あちこちで「雄藩が手を結んで、幕府を倒しちゃった方がいい!」という話題で持ちきりになるわけです。
そして、手を結んで欲しいランキング第1位はやっぱり、
薩摩✖️長州。
・どちらも中央政治をリードした経験がある藩だから、これ以上の組み合わせはないと思います(男性/30代/藩士)
・人材も豊富だし、関ヶ原のとき西軍だったって共通点もあるし、最高です!(男性/20代/志士)
・アガる(男性/50代/家老)
こんな意見がわんさか(想像す)。
しかし、全員最後には、「でもな……」というつぶやきのあと、一拍置いて共通の言葉が続きます……。
「仲悪ぃんだよなーーー!!」
そう、仲悪いんです。
何度も薩摩と会津に行く手を阻まれ、仲間も志も八つ裂きにされた長州。
薩摩・会津に対する長州の強烈な憎悪は、そんじょそこらのもんじゃありません。
長州藩士は履物に、
『薩賊会奸(さつぞくあいかん。「薩摩も会津も最低最悪なヤツら」って感じのディスり)』
って書いて、それを踏みつけながら歩いてたほど……。
で、薩摩も長州のことをそれなりに嫌ってます。
薩摩と長州が手を結ぶ……漫画なら、昨日まで敵だったアイツが主人公に力を貸して、新たな敵に立ち向かうという読者全員トリハダシーン。
しかし、現実は甘くなかった。
2つの藩の遺恨は、それほど根深かった。
そんなもの、誰もが夢物語だと思った。
それでも薩摩と長州の同盟を心の底から願い、本気で実現しようとした男たちがいた(プロジェクトえーっくす)。
中岡慎太郎(なかおかしんたろう)
土方久元(ひじかたひさもと)
そして、
坂本龍馬(さかもとりょうま)。
「やっと出てきた!!」って感じの大人気幕末志士ですね。
では、龍馬が薩摩と長州に絡んでくるまでを、ことさら雑に紹介しときます。
坂本龍馬。
天保6年(1835年)土佐藩(高知ね)生まれで、姉“乙女”のスパルタ教育ですくすく育つ。
育ったら、親友の(遠い親戚でもある)武市半平太が結成した《土佐勤王党》に参加して、尊王攘夷バリバリの若者に成長するけど、
坂本龍馬「なーんか、チゲーな……」
土佐勤のやり方に違和感バリバリになり、土佐にいたんじゃ「自分のやりたいこともできねー」ってことで、仲間と一緒に脱藩(完ペキな理由はわかってないよー)。
土佐出て、当時一流と呼ばれた、松平春嶽、横井小楠、大久保一翁とかと、どんどん交流を重ねていく龍馬に、センセーショナルな出会いが到来します。その人物が
勝海舟。
龍馬「あんたが勝海舟か?」
勝海舟「なんだ殺気立ってんな。オレを斬るのは、話を聞いてからでも遅くねぇだろ」
攘夷派の龍馬は、勝さんを斬るつもりだったけど、外国がいかにすごいかを説明され、
勝「だから貿易をして、資金力を作って、その金で“日本の海軍”をつくるべきなんだ」
龍馬「先生ーーーーー!!」
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