従来の価値観が大きく変わっていきそうな2019年。
あなたにとっての「新しい幸せの形」とは?
連載「ご縁の法則」で大人気の占い師、真木あかりさんの新刊 『2019年上半期 12星座別あなたの運勢』より、各星座別ご縁の傾向と対策をお伝
人間関係が華やかに成長する春
てんびん座の人は常に気遣いを忘れることなく、相手を尊重することができる非常にスマートな性格の持ち主です。まさに「てんびん」という名前が象徴するとおり、バランスを取り合うことがとても上手です。ふたご座の人がいつも、ふたごの片割れを探して世界に手を差し伸べているように、てんびん座の人にとっては自分以外の誰かの存在があってこそ、自分が自分でいられるのですね。
そうしたてんびん座の人にとって、2011年からの7年間というのはこれまで経験したことがないくらい、人間関係での厳しさや淋しさを覚えた年だったのではないでしょうか。
2011年3月、てんびん座のパートナーシップや対人関係を象徴するエリアに、天王星という星が巡ってきました。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれる惑星で、ひとつのテーマをだいたい7年間、刺激しながら私たちに価値観や行動の改革を求めます。たとえば恋愛がテーマなら、突然の別れをもって恋愛依存から脱却させようとしたり、仕事がテーマなら意に沿わない異動をもってキャリアにおける成長を促したりします。そう、ときに少々手荒というかショッキングな方法で、私たちの目をハッと覚まさせてくれるのですね。
てんびん座の人の場合は、パートナーシップや対人関係がテーマでした。この間、別れや立場の変化、不当な扱いなどによって自分の環境を大きく変えざるを得なかったり、辛い経験を乗り越えて自分を成長させていったりした方は非常に多かったことでしょう。
この対人関係というのは恋愛や婚姻関係、友情といったプライベートはもちろんのこと、仕事上での顧客や上司・部下、同僚との関係など、広い関係性が該当します。およそ人間の悩みはほぼ全てが対人関係に集約されると言われていますが、そう考えるとオンでもオフでもご心労があったと推測されます。本当に、ここまでよく頑張っていらっしゃいましたね。
といっても、悪いことばかりではなかったはずです。刺激を与えてくれるような面白い人と出会って、自分の視野を広げたり新しい楽しみを見つけたりしたことも多かったでしょう。また、天王星は単純にショッキングな災いをもたらすだけの凶星ではありません。その出来事を乗り越えて自分を変える努力をした人には、もれなく「自由」というギフトを与えてくれます。あなたは過去7年間かけて、あなたが大切にする「バランスのとれた人間関係」をこれまでより自由なかたちで実現する人間力や対応力を手に入れたのでしょう。
てんびんを水平にするために我慢ばかりをしていた方なら、今では「我慢ばかりが水平にする手段ではない」と知っているかもしれません。かつては感情が出やすかった人も、今では穏やかに対応できるようになったかもしれません。あなたが何よりも大切にしている「目の前の人との関係性」を、本当の意味で大切にできるようになっているだろうと思います。そんなあなたに引き寄せられるようにして、あたたかな人間関係を築ける人が2019年春以降、たくさん現れるはずです。歌うように楽しいコミュニケーションが、あちこちで楽しめることでしょう。素敵な春が来ます。頑張った自分を、どうぞねぎらってあげてくださいね。
人には言わないできた、隠れた問題からの解放が始まる
天王星は2019年3月6日に移動し、それ以降は「隠れた問題」をクローズアップするようになります。対人関係のように広い領域をカバーするものではなく、個人差が激しいテーマです。人によって起こることにはかなりバラつきがあるのですが、たとえばパートナーとの金銭的なパワーバランス、働き方のすり合わせ、相続問題、セックスに関する問題、借金問題などが挙げられます。
これらに関して、一方がただ我慢するだけだったり、不当な仕打ちを受けたりといった問題がある場合は解消され、あなたがあなたらしく自分の生を生きるための自由を手に入れることになるでしょう。
こうした問題について過渡期であると感じたときは、まずは自分自身の内面に光を当ててみると良いでしょう。難しい問題が多いことは確かですが、どのような状態であれば自分が自由でいられるのか、さまざまな観点から検討してみると方向性が見えやすいかもしれません。
こうした傾向は、すでに2018年5月から11月の間に、前兆のような出来事が起きていたかもしれません。もし、人には話しにくい内容で迷ったり悩んだりされていたようであれば、その内容をメモしておくといいかもしれません。今後起こることについて、貴重なヒントとなるでしょう。
知的好奇心が刺激される、学びのタイミング
てんびん座の2019年において重要なトピックスのひとつが「学び」です。おそらく2015年あたりから、読書をしたり外国語を学んだりといった必要性にかられ、積極的に学びの機会を設けてきた人は多いことでしょう。ただ、この時期はどこか「勉強しなくちゃいけない」と自分を圧迫するような気持ちが強くなるときでした。イヤイヤやっていたとは申しませんが、どこか義務的な発想もあったことでしょう。
2019年は違います。あなたが心の底から「面白そうだな!」「うわ〜ものすごく興味ある!!」と思ったところがスタートラインの学びです。人によって学びたいと思うジャンルは違うでしょうが、語学や資格取得、専門知識、昇進試験など比較的すぐに役立つジャンルが楽しく感じられるはずです。
また、この時期は「学び」といっても、教科書や授業だけとは限りません。好奇心がくすぐられる場所に出かけたり、会いたい人に会いに行ったりすることもラッキーアクションです。目で見て耳で聴いて、ときに手で触れたりして五感で学べるものも大切にできると素敵です。
家族や家庭に関する問題は、時期を意識して対応を
2017年の末頃から2020年春まで、てんびん座の人には家族間の問題が持ち上がりやすくなっています。もちろん必ず起こる! というわけはなく、何事もなければそれが一番です。が、これまでなんとなくやり過ごしていた問題が表面化したり、仲の良かったきょうだいが突然仲違いをしたり、といった出来事が起こりやすいのです。年齢を重ねれば病気も出ますし、結婚その他でステータスが変わったりすれば、いろいろと生の感情をぶつけ合うタイミングもありますよね。そういうことなんだろうと思います。
ほか、不動産や住まいの環境に関してもトラブルが起きやすいので、注意したいところです。
自分にとって安心できる場所であるべき家に不穏なムードが漂っているのは、なんとも安心しにくいことだと思います。てんびん座の人なら、すぐにでも調整をはかりたくなるかもしれません。ただ、この時期は病気や介護、法律問題などすぐに対処することが必要な問題以外は、抜本的解決をはかるのは難しいことが多いようです。慌てて問題を弄り回すよりは、今以上に悪化させないように手を尽くし、2020年春以降に解決をはかるのが近道といえるでしょう。これは決して問題の先送りというわけではなく、程よく冷やしてから対処するということでもあります。そう思って心のバランスをとっていかれることをおすすめします。
成人した子どもさんについては、過剰な心配もまた軽めの執着につながります。「この子なら大丈夫」と信じてあげると、物事が良い方向に動きやすいはずですよ。
<恋愛運>
前述したように、あなたの恋愛観やパートナーシップ観に影響を与え続けた天王星は、2019年春に移動します。それ以降、対人関係からは緊張感が薄れ、とてもあたたかく希望に満ちたものに変わっていくでしょう。出会う人もどことなく変わってくるはずですから、そうしたところに気づいたら「物事は良い方に向かっているのだ」と、自信を持っていらしてくださいね。ともに歩んでいけるパートナーも見つかりやすくなるはずです。今年のあなたはどこか、結婚を意識して異性と接することも多くなるでしょう。
2019年はいつ恋が生まれてもおかしくない時期ではありますが、少し長期的にてんびん座の人の運勢を見ていきますと、結婚や幸せな恋といったものの可能性が最も高まるのは2021年のことです。早くて2021年という方もおられるかもしれません。可能性として、最もご結婚の可能性が高いのはこのあたりです。幸せになることは決まっているようなものですから、じっくりと自分にぴったりの人を探していけると良いだろうと思います。
カップルは、そこまで結婚を待たなければいけないということはありません。ただ、2020年春くらいまではお互いの家族が双方、応援してくれるかたちになってからご結婚の話を進めるのがベストかと思います。親やきょうだいに反対している人がいる場合は、多少結婚を遅らせてでも、わかってもらえるまでお話を試みてみるといいですよ。「結婚は家と家の問題であり……」と堅苦しいことを申し上げるつもりはありませんが、ちょっと今は摩擦が起きやすい時期なのです。おふたりの未来を、わざわざ大変なほうに持っていかなくても大丈夫ではないだろうか、というのが私の見立てです。
さて、7年間かけて成長するなかで、かつてとはずいぶん「好みのタイプ」が変わったという人も少なくないでしょうね。それはきっとご自身が成長し、本当に自分に合ったパートナーシップを見極める目を持てたことが背景にあるはずです。ぜひ、自信を持って幸せをつかんでいきましょう。
セックスレスやひとりよがりの触れ合いなど、性的な問題を抱えているカップルは春頃から、抜本的解決をはかっていくことになるでしょう。ここでパートナーがきちんと向き合わない、改めるつもりがないといった場合、関係を解消するような動きも起こりそうです。関係を維持したまま、セカンドの恋人を持つという選択肢もあるのかもしれませんが、てんびん座の人はそれで満足できる人ではありません。正式なパートナーとのてんびんが均衡を保てないようでは、いくら別のところで帳尻を合わせようとしても無理が生じるためです。
そうした不均衡をともなう関係性は、あなた自身も関わる人をも損ないます。あなたは、そうしたことを望む人ではありません。天王星によって真に自由なパートナーシップ観を手に入れる年、自分が納得のいく選択を、しっかりしていけるといいですね。
<仕事運>
フットワーク軽く、あちこちに足を運んではいろいろな人と会話をする1年です。出張や外出、打ち合わせといった機会が増えるほか、あなた自身もいろいろな人から連絡をもらうことになるのでしょう。2011年からここに至るまで、上司や同僚、取引先との対人関係で悩みを深めていた人も、2019年3月くらいからスーッと、不思議なくらい心の負担が取れていきそうです。
楽になるのは星が抜けたからではありますが、決してそればかりではないのでしょう。あなたの心が、人に接する心の筋力のようなものが、確かについていることの証拠だろうと思います。3月6日の星の移動直前は、しんどかった頃の思い出が少しフラッシュバックするような出来事があるかもしれません。でも、それはあまり深刻に受け止めすぎたり、振り回されたりしなくても大丈夫です。ときに過去の自分を悔いたくもなるかもしれませんが、フランスの哲学者・アランも『幸福論』にて「後悔とは過ちをもう一度繰り返すことである」と、述べています。もう、あなたは後悔しなくても大丈夫なんです。「ああ、いろいろあったよね」くらいにスルーしておくくらいが、この時期には合っています。
2019年は、情報感度を高めることが最大のカギとなります。職種や業種にもよるかと思いますが、ご自分の専門領域の情報は積極的に集め、本を読むなどして最新知識にアップデートしておかれるとよろしいかと思います。海外に関連のあるお仕事をなさっている方なら、海外の情報もしっかりとキャッチしておきましょう。
* * *
電子書籍『2019年上半期 12星座別あなたの運勢』または『2019年上半期 12星座別あなたの運勢てんびん座』では、2019年上半期の総合的な星回りと月々の傾向、また恋愛運・仕事運の月ごと(1月〜6月)の運勢をお読みいただけます。ぜひご参考にしてください。
ご縁の法則の記事をもっと読む
ご縁の法則
ご縁とは何か、どうすれば良いものにできるのか。真木あかりさんが占い師として経験を積む中で見えてきた「ご縁の法則」をご紹介します。
真木あかりさんの最新情報がわかるTwitterはこちら
- バックナンバー
-
- 「ご縁がない」と言うと縁は減る
- 時間の「すきま」を作って時の運を呼び込む
- 良い縁を引き寄せるには、小さな縁からつな...
- 2019年下半期 さそり座の運勢【201...
- ご縁の法則 2019年9月の恋愛運
- 孤独と惨めさの効用
- ご縁の法則 2019年8月の恋愛運
- 人気占い師、真木あかりさんに恋愛の悩みを...
- どうして占いができるのに孤独で不幸なんで...
- ご縁の法則 2019年7月の恋愛運
- 2019年下半期の星占い
- 2019年下半期 てんびん座の運勢
- 2019年下半期 おひつじ座の運勢
- 2019年下半期 やぎ座の運勢
- 2019年下半期 おうし座の運勢
- 2019年下半期 おとめ座の運勢
- 2019年下半期 しし座の運勢
- 2019年下半期 みずがめ座の運勢
- 2019年下半期 かに座の運勢
- 2019年下半期 ふたご座の運勢
- もっと見る