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ご縁の法則

2018.11.21 公開 ポスト

2019年上半期 おひつじ座の運勢真木あかり

従来の価値観が大きく変わっていきそうな2019年。
あなたにとっての「新しい幸せの形」とは?
連載「ご縁の法則」で大人気の占い師、真木あかりさんの新刊 『2019年上半期 12星座別あなたの運勢』より、各星座別ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。

世界を広げていく探求と、野心を力に変える努力

 直観にしたがって新たな世界を切り開き、情熱を燃やす――おひつじ座の人が持つこうしたチャレンジ精神は、2019年は「世界を広げる」ということに向けられていくでしょう。この試みは、人によって大きく方法が分かれます。世界に飛び出るような形で、体を動かして文字通り世界を広げる人。留学や海外赴任、出張、視察などでさまざまなものを、体をはって吸収するのでしょう。
 一方、今いる場所をまったく動かない人もいます。その人の場合は、読書や研究、勉強などによって頭のなかの世界を広げているのです。教養や歴史、哲学など深い学びや専門知識を追いながら、ある意味で時空を超えた旅をするのです。どちらもこの時期ならではの欲求であり、得られるものは大きいはずです。
 もし、いつか行ってみたい・学んでみたいという場所やテーマがありましたら、ぜひ積極的に動いてみてください。おそらくは、仕事や恋愛などさまざまな局面で豊かに羽ばたいていく手助けとなってくれるでしょう。楽しみながら、やりたいことを探してみるといいかもしれませんね。

 一方、主に仕事や社会的な立場において、2017年末頃から強いプレッシャーを感じていた人は多かったことでしょう。特に2018年は、目上の人から重要な役割を受け継いだり、学んだりと期待を寄せられることも多かったはず。社会人として成長を感じられる一方で、どこか檻のなかに閉じ込められたような窮屈な気持ちを味わったこともあっただろうと思います。プライベートを少々、犠牲にしたり、立場上やりたいことを控えなければいけなかったりと、これまで通りにいかなくなったりもしがちです。頑張っていらっしゃいましたね。

 ここまで努力を続けてきた人なら、そろそろ持ち前の野心をフルに燃やし、上をめざす基礎体力もそなわっているはず。詳しくは仕事運のところで書きますが、世界を広げながら自分の強みを打ち出していくのもよろしいかと思います。
 このプレッシャーや閉塞感については、学生の方であればあまり意識なさる必要はありません。世界を広げる、というところだけ意識していただければ大丈夫です。

生きるとは、愛とは。人間性を成熟させていく旅の途中

 おひつじ座の人についてよく語られる特徴として、勇気や積極性といったものがあります。ただ、おひつじ座の人はこうした説明にときどき疑問符を投げかけます。まわりの人はそう思っているのに、当の本人には自覚がないのですね。それは、確固たる自己肯定感を持っているがゆえに、他人と自分を比べることをしないからと言われています。いったん興味を持つと、脇目も振らずとことん集中して取り組むのもおひつじ座の人の特徴ですが、こうしたまっすぐなまなざしをすべてに向けているのが、おひつじ座の人たちなのです。
 ただ、それゆえに近視眼的になりがちなところもあるのは、きっとあなたもお気づきのことでしょう。

 2019年、あなたが木星の力を借りてたくさんの学びを得ることで、あなたは人としていっそう成熟することができるでしょう。なぜ生きるのか、なぜ人を愛するのか。妥協することなく考え抜く過程で、他人や社会への理解を深めていけるのです。
 こうしたテーマについては、おそらく3〜4年前にも一度、深くのめり込むように考えるタイミングがあったのではないかと思います。そのときは見つからなかった答えも、2019年には「わかる」瞬間が訪れるかもしれません。そして、自分の一部のような存在として心のなかに秘めている、消えることのない孤独感の理由や意義も、わかるようになるでしょう。

 そう考えると、おひつじ座の人の2019年は、「人生のなかでもかなり大きな目標を叶えるための旅の途中」といった見方もできるのかもしれません。道なき道を道にしていくような、そういった時間はあなたにとって、何より生きがいを感じられることでしょう。ときには先が見えなくなることもあるかもしれませんが、今年は前に進めば進むほど視野は広がりを見せていくでしょう。
 真っ暗なトンネルに迷い込んでしまうようなことも、ときにはあるのかもしれません。そのときはきっと、旅や本が力強く味方をしてくれるはずです。

「自分を変える」挑戦の終わり

 2011年3月から、おひつじ座の人は「自分を変えたい」という思いが強くなっていたのではないでしょうか。この時期、「自由と改革の星」と呼ばれる天王星が、おひつじ座のもとにやってきていたのです。天王星はひとつの星座に7年ほど滞在し、星座ごとにさまざまなテーマで「その人に不要になったものの改革」を促します。
 折しも天王星が移動したのは東日本大震災が起こった翌日でした。この日から、日本では多くの人がこれまで信じてきたものの脆弱さを知り、悲しみや痛みに触れ、自分のあり方を問い直してきただろうと思います。そんななか、7年間かけてアイデンティティのあり方や自分の価値観といったものを、まるごと作り変えてきたのがおひつじ座の人だったのですね。

 天王星はときに、ショックを伴うような“事件”をもって変革を促すことがあります。2011年3月以降にご相談をいただいた方の例を申し上げますと、慣れた職場を追われるようにして辞め独立した方がおられました。ほかには、地元のコミュニティで突然、無視をされるようになって孤立した方もおられました。どちらもおひつじ座の方です。本当に悲しくやりきれない気持ちを抱えておいででしたし、私も胸が痛む思いで鑑定させていただいたことを覚えています。

 こうした方々は一見すると、不幸に見舞われたように見えます。ただ前者の方は独立後、もともとの愛されキャラの性格を存分に活かし、会社員時代よりもイキイキと働いていらっしゃいます。後者の方はしばらく落ちこんでいましたが、あるときふと「そもそも、最初からそんなに行きたいコミュニティではなく、派閥などがあってむしろ嫌だった」と気づいたのだそうです。そこからは趣味を充実させて副業を始め、今ではたくさんのファンの方がいるそうです。おふたりが事件に屈することなくチャレンジを続けられて、本当に良かった。

 どちらのケースにも共通するのは、自分らしさを確立し、ときに慣れた場所を出て「自由」を手にするということです。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれますが、ただショッキングな出来事を起こすだけでなく、乗り越えれば必ずその人にとって「自由」という結果がついてくるようになっているのですね。

 きっと、あなたもさまざまな出来事から、ご自分を大きく変えてきたのだろうと思います。2011年春からの月日を振り返ってみてそうしたご自分に気づいたら、ぜひねぎらってあげてください。人は、並大抵のことでは変わることはありません。雑誌などではよく「今年こそ自分を変える!」なんて特集が組まれますが、そんなにコロコロ変わっていてはむしろ困るのです。部長が1日で豹変して出勤してきたりしたら、逆に「大丈夫か」心配になるはずです。
 それでも、あなたはコツコツと努力を重ね、自分を変えていらっしゃいました。7年前とは違う人と思えるほどに、大きく成長していらっしゃるだろうと思います。そして、周囲に流されず自分らしくいられる「自由」の力も、手にしておられるだろうと思います。

 この試みは、2019年3月6日で終わりを告げます。1月から2月くらいの間、過去の自分を思い出させるような出来事に見舞われるかもしれません。ただ、もう繰り返さずにいられるはずですし、そうするのがベストです。

お金やモノの価値観を変える7年間の始まり

 2019年3月以降、天王星が変革を求めてくるテーマは「お金とモノ」です。現代社会で生きていくためにはお金が必要ですが、そのお金が足かせとなって人の自由な生き方を阻んでしまうことがあります。たとえば「転職したいけど、年収ダウンが怖くてできない」とか「実家を出たいけれど、貯金がないのでできない」とか。そうした状況を変化させざるを得ない事態が訪れるかもしれません。会社勤めをやめてフリーランスになったり、趣味を活かして副業で収入を得たりと、稼ぎ方を大きく変える人もいるでしょう。
 お金を景気よく「使う」ほうに変わる人もいるかもしれませんが、生活が破綻しないよう自制心を大切になさってください。金運は停滞を嫌います、循環させてこそですから、使うことそのものは悪いことではありません。罪悪感を覚えることはありませんので、ご安心ください。

 こうした流れは、2026年まで続いていく気の長い話です。ですので、あまり気負いすぎずゆったりと構え、「お金に関する変化は自由への入り口」くらいに認識しておかれるのが健康的かもしれません。
 大きく潤ったり、一気に失ったりとさまざまなことが起こるはずです。心が揺れる日もあるでしょうが、目の前のことを短絡的に「良い」「悪い」と決めつけてしまうと、天王星の恩恵はやや受けにくいでしょう。それよりも「これによって自分が変わることで、どんな自由が手に入るのだろう」と考えてみると、起こったことにどのような対処をしていくか、目処も立てやすいだろうと思います。まあ突発的なことがあれば慌てるものです、落ち着いたらで大丈夫です。

 モノについても、価値観が大きく変わる予感です。モノが捨てられないタイプの人がある時期からミニマリストになったり、無趣味の人がいきなりコレクターになったりすることも。どちらの場合も、あなたにとってなんらかの「自由」がもたらされることでしょう。

<恋愛運>

 おひつじ座の人の恋愛運を振り返ってみると、2017年が出会い、そしてパートナーシップにスポットライトが当たる星回りとなっていました。2018年は、ディープな愛を交わせるとき。どこか秘密めいた関係を持った人も多かったかもしれません。この時期、スキンシップや性的なことに強い欲求を持つ人も多くなります。情熱的なおひつじ座の人らしい、ドラマティックな展開もあったのではないだろうかと私は想像しています。

 こうした日々を経て、おひつじ座の人は2019年、とても自分らしい恋をすることになりそうです。春頃、これまで恋愛を含む対人関係において、他人との間に立てていた見えない壁を、思い切りよく取り払うことができそうなのです。それは先程も書いたように、2011年からの自分との闘いによって、本当の意味で自由な自分を獲得できたからなんですね。
 おひつじ座の人は、自分の心が動かなければ決して恋を前に進めることはできない人です。揺らがない自分というものを手に入れてする恋というのは、きっと素晴らしいものになるでしょう。
 しばらく恋をすること、家族を作っていくことから腰が引け気味だった人は、自分に正直でいられて素晴らしかったですね。ここから先は、しっかりと自分の幸せのためにコミットしていきたいという気持ちになれるはずです。

 もうひとつ申し上げるならば、2019年は例年以上に「愛とは何か」を深く考えることになるでしょう。これはシングルの人も、カップルの人も共通です。人を愛する意味は、この人でなくてはいけない理由は、家族とはどういうことか。惚れたら一直線、といった今までのパターンとは少し違うアプローチですが、今のおひつじ座はそうした時間もまた、大切にしたくなるようです。

<仕事運>

 少し気が長い話をいたしますが……といっても先程申し上げたような、2026年まで続く天王星の話ほど長くはないのでイケると思うんですけれども、おひつじ座の人の仕事運がインパクトの強い形で上がり、周囲から評価されたり活躍のステージが上がったりするハイライト的な時期というのは、2019年12月以降の1年間なのです。
 ここでは、2017年あたりからコツコツと、本当に大聖堂のレンガをひとつひとつ積むような地道な努力を重ねてきたおひつじ座の人が、本当の意味で報われる幸運期と言っていいでしょう。どうぞ、楽しみにしていらしてください。おひつじ座の人にとっては2018年、2019年と仕事のために犠牲を払うようなことも多いですから、嬉しさもひとしおであろうと思います。

 と、ここで終わってしまうと「2019年はどうなんだ」と叱られてしまいそうですが、2019年はその幸運期に向けた「旅の途中」のような時期です。そのなかでもチャンスは何度も巡ってきますし、好調な頑張りどころもたくさんあるのですが、少し先の目標を見据えてコツコツと努力を継続していく姿勢がとても大切になります。

 チームリーダーという重責を担ったり、大きなプロジェクトを任されたりとプレッシャーが高まることもあるかもしれませんが、ていねいに向き合って地道な努力をし続けるのがベストです。ときに「この作業をすることが、自分にとって何のプラスになるんだろうか」「こんなことをしていて、この先大丈夫なのだろうか」といった疑問も浮かぶかもしれませんが、それでも「やる」ということが大切なのですね。

 逆に、努力しなくてもどうにかなったり、周囲が「すごい、すごい」と持ち上げてくれているような状態だったりするのであれば、それはそれで心配です。2019年のどこかで躓く可能性すら出てきます。

 迷ったときは、他人と比べるのではなく自分の欲求を日々確かめる、ということをなさってみると良いだろうと思います。収入を上げたい、役職をものにしたい、あのプロジェクトを手がけてみたい。そのときに比較するものは、昨日の自分であって他人ではありません。そうやって正しく野心を燃やし続けることで、おひつじ座の人は頑張り続けていけるだろうと、私は考えています。

* * *

電子書籍『2019年上半期 12星座別あなたの運勢』または『2019年上半期 12星座別あなたの運勢おひつじ座』では、2019年上半期の総合的な星回りと月々の傾向、また恋愛運・仕事運の月ごと(1月〜6月)の運勢をお読みいただけます。ぜひご参考にしてください。

本連載では、真木あかり先生が読者のみなさまから頂いた恋愛相談にお答えします。

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真木先生のメッセージはこちらからお読みいただけます。

関連書籍

真木あかり『2022年上半期 12星座別あなたの運勢』

ウェブや女性誌で大注目の占い師、真木あかり先生による、2022年上半期の星占いです。ウェブマガジン「幻冬舎plus」で公開されている全体運に加えて、本作品では「仕事運」「恋愛運」などカテゴリー別の占いもお楽しみいただけます。全体の流れに加えて月ごとの運気の動きも詳しく解説いたします。 購入者特典として、2022年上半期の流れがわかる「重要日カレンダー」もお楽しみいただけます。(完全版のみの特典です) ◆恋愛運・仕事運では月ごとの運勢の動きも徹底解説 ◆12星座別「今がつらいあなたへ」メッセージを収録(「あとがき」より) スマホやPCに入れていつでも持ち歩ける、心のお守り本です。

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ご縁とは何か、どうすれば良いものにできるのか。真木あかりさんが占い師として経験を積む中で見えてきた「ご縁の法則」をご紹介します。
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真木あかり

大学卒業後、フリーライターを経て占いの道へ。『辛口誕生日事典 2018』『悪魔の12星座占い』(宝島社)など著書多数。LINE占い「チベタン・オラクル」監修。個人鑑定も行っている。

Blog http://makiakari.hatenablog.com/
Twitter @makiakari

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