従来の価値観が大きく変わっていきそうな2019年。
あなたにとっての「新しい幸せの形」とは?
連載「ご縁の法則」で大人気の占い師、真木あかりさんの新刊 『2019年上半期 12星座別あなたの運勢』より、各星座別ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。
賑やかに交友関係が広がっていく、とても楽しい1年
ユニークな感性と合理的思考が持ち味で、超マイペース。そうした性格から「宇宙人」などと呼ばれて愛される(愛されています!!)みずがめ座の人ですが、今年は特に人との関わりが強調される1年になりそうです。友人や知人、同僚など心の距離が近い“仲間”が年間を通してあなたの周りに集まり、楽しい交流が繰り広げられていくでしょう。
みずがめ座の人は2017年の終わり頃から「制限と学びの星」と呼ばれる土星が心のなかの暗い部分に影響する星回りに入っています。2018年は仕事やキャリアにおいて大きく成長できる時期であり、想像もしなかったほど大きな舞台でチャレンジした方も多かったことでしょう。人から「すごいね!」「がんばってるね!」と言われる場面も、たくさんあったのだろうなと私は想像しています。それはもちろんあなたが力を尽くしてきた当然の対価なわけですが、こうした華やかさの裏側でどこか、お気持ちがしょんぼりと暗いほうに向かってしまうことも、あったかもしれません。プライベートで起こった、気持ちがふさぐような出来事が原因となることもありますが、多くの場合は“わけもなくしょんぼり”です。みずがめ座の人はもともと非常に合理的であり、矛盾を嫌います。そのことから、余計にしんどくなってしまったむきもあったかもしれません。頑張ってこられましたね。
このしょんぼりしがちな傾向は、2020年3月まで続いていきます。ですから、もし落ちこんだときは「今はそういう時期」と割り切って、矛盾する心をいけないものだと思ったり、さらにしょんぼりしたりしないようにしていただくことも大事かなと思います。それで気が済んで多少なりとも前を向くことができるなら、ときに星のせいにしてしまったほうが良いのです。それもまた、健康的な占いの使い方だと私は考えています。
そして2019年においては、しょんぼりしたときもできるだけ、まわりの大切な人たちと関わっていただけたらと思います。大好きな友達に会いに行ったり、交流会に顔を出したりすることで「人に助けられる」という動きが起こります。
そうでなくとも、2019年は不思議といろいろな人が、あなたの名前を呼ぶ声が聞こえてくるだろうと思うのです。「あなたが好きそうなものがあるから遊びに来ない?」とか「あなたの力が必要だから、手伝ってくれない?」といったこと――あるいはもっとストレートに「あなたに会いたい」といった声が届くのですね。ずっと交流が絶えていた人がメッセンジャーで呼びかけてきたり、意外な人があなたの頑張りを見てくれていたことがわかったり、といったこともありそうです。友達っていいものだ、と改めて実感することも、多いだろうと思います。
仕事もプライベートも、いろいろな人と接点を持っていきましょう。「こんなお願いをしたら迷惑かな」「私が受け入れてもらえるだろうか」などという心配はいりませんし、いろいろな出来事がそれを教えてくれもするはずです。1年が終わる頃には、あなたは以前よりもずっと自信を持って、明るいお気持ちになれていることでしょう。ひとりでいても、たくさんの人とつながっているのだという確信とともに。どうぞ、2019年を楽しんでいっていただけたらと思います。
「家族」というもののあり方、考え方を変えていく“はじめの一歩”
冒頭で「人との関わりが強調される1年」と書きましたが、これは何も友人・知人との関わりだけに留まりません。一番身近な他人、家族についてもグッとフォーカスする流れが巡ってきています。
2019年3月6日、天王星があなたの「家族・家庭」を意味する場所に巡ってきます。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれる惑星で、人が知らず知らずのうちに自分のなかに作り上げていた足かせのような思考を打ち破る働きをします。ときに驚きやショックを伴うような出来事を伴って「心の改革」を求めることも多く、まさに「人生が変わる」ような感覚になる方もいらっしゃいます。
もうちょっと穏便に運命を示唆してくれてもいいような気がするんですけれども、人はもともと変化を嫌う生き物です。簡単には変わりません。そもそもちょっとしたことで発想や主張が変わってしまったらそれはそれで問題な気がします。それでも、人は生きているうちに少しずつ、本来の自分らしくない発想や概念を自分のなかに降り積もらせていくことがあります。それがあまりにも溜まりすぎると、いつか自分自身を歪ませていくことになるでしょう。天王星が改革を求めてくるのはそういった部分です。だからこそ、思わず変えずにはいられないほどの気分にさせるためにショッキングな出来事を起こすことがあるのかもしれません。
2019年から2026年にかけて、みずがめ座の人は「家族・家庭」というテーマで大きな転機を迎えることになっています。あなたが今まで「家族とはこういうものだ」「家族はこういうかたちのものだ」と信じてきたことが、ガツンとひっくり返るような出来事が起こるかもしれません。
たとえば、恋愛や結婚により自分にフィットした新しい家庭を作り上げていく人は多いことでしょう。逆に、自立して離れて暮らすことを選ばれる人もいるはずです。夫婦関係を維持しながらも、別居婚や遠距離婚、事実婚など自分たちらしい暮らし方を模索する、といったパートナーシップのあり方に考えを巡らせる、といったこともこの時期らしいテーマです。
嫁や姑、婿といった従来の役割から解放され、新しい家族のかたちを自分たちで定義していくというのも素敵です。みずがめ座の人はもともと、こうした逃れられない立場や役割に左右されるのは苦手なはずですから、ここから解放されることで得られる嬉しさというものははかりようがないほど大きいでしょう。
インターネットやスマホは非常にみずがめ座的なアイテムですが、カレンダー機能を使って予定を共有したり、アプリで見守りサービスを利用したりといったテクノロジーを活用することで可能になる新しい家族のかたちもあろうと思います。
7年という長丁場の取り組みになりますので、一朝一夕で「こうしよう」という方針が見えなくても大丈夫です。むしろ家族のなかでたくさん話し合ってアイデアを検討し、既成概念から脱却した家族のかたちに少しずつ仕上げていく、そうしたスタンスでおられるとこの時期を有効活用できるかもしれません。
家族、家庭といったものはすこやかな恋愛や仕事の土台です。ここでショッキングな出来事がもたらされると、お気持ちも大きく揺らぐことがあるかもしれません。ただ、先ほど私が天王星を「自由と改革の星」と呼んだこともぜひ同時に思い出していただきたいと思います。そう、改革だけではないのです。改革の先に「自由」があるのが、天王星の特徴です。自分や家族にとってベストな方向性を模索していこうと尽力することで、あなたやあなたの家族はずっと自由に自分の人生を生きられるようになるはずです。
土地や血縁などにまつわる慣習や生まれついての身分の差といったものが少しずつ消えていった現代でも、家族や家庭を縛っているイメージや思考はたくさんあります。子育てや介護など、我慢や制限もときに生まれます。それでもより良い人生を求めるための気付きを、天王星は与えてくれるはずです。もし、驚くようなことが起きたときにはぜひ、「この問題に向き合うことで、何が改革できるだろう」と考えるのも占いをうまく使っていく、ということにつながっていくと思いますよ。
人生をかけて叶えたい夢を追い求めていける
子どもの頃の「夢」といえば、何かの職業を挙げるのが普通でした。今だとYouTuberが人気ということですが、私が子どもの頃は男の子ならサッカー選手や野球選手、パイロットあたり。女の子なら花屋さんやケーキ屋さんなどが多かったように思います。ちなみに私は漫画家でしたね。中学の頃になるとだんだんヒネてきたのか「一生楽しいことばかり考えて生きていきたい」と答え、親や先生をずいぶん心配させたものでした。でも今となっては「だいたい叶ったな!」と思っています。
さてしょうもない私の夢の話はともかく、大人になってから描く夢というものもあります。それは子どもの夢のように、現在の自分とぱっきり分離しているものではなく、これまで生きてきたなかでたくさんの経験や気付きを得て生まれた、生きた夢であるように思います。独立をしたい、旅をしたい、趣味を発展させたい……既成の何かに当てはめるのではなく、自分の手で未来を創っていく希望がいっぱいに詰まった「夢」なのですね。
2019年は、そうした残りの人生で叶えたい夢が、とても身近になります。叶えるきっかけを見つけられる人もいるでしょうし、仲間の存在が後押しとなるのかもしれません。もしそうした予兆のようなものがありましたら、ぜひ手を伸ばしてみていただけたらと思います。もちろんできる範囲で大丈夫なのですが、「今は仕事に力を注ぐべきだ」「大人のくせに、そんな夢物語に没頭するのは良くない」といった発想は、この時期は持たないほうが良いようです。むしろ、貪欲に手を伸ばしてみたほうが、仕事やプライベートにも前向きで勢いのある流れを起こせるのではないかと、私は考えています。
あなたが、あなたらしい人生を生きていくための夢を、つかんでいけますように。
<恋愛運>
2019年の恋愛は、大きくふたつの方向性に分かれそうです。ひとつは、さばさばとした風通しの良い「友愛」のパターン。べったりと互いに寄りかかり合うのではなく、互いに同じ方向を向いて並んで歩いていくような恋を求める人が多いでしょう。年間を通して人との接点が多い時期ですから、友達がそのまま恋人になったり、友達が友達を紹介してくれたりと、出会いのチャンスもいっぱいあります。
なかなか出会いに恵まれない、異性がいても既婚者ばかりという環境なら、自分から動けるといいですね。2019年は「人が集まる場所」と「あなたが興味がある分野」を掛け合わせるのが最大のカギです。趣味の活動やボランティア、団体で行うスポーツなど、好きで参加したいものを探してみるといいでしょう。
ただ、今年はいささか「友達か恋人かはっきりしない」という状態になりやすい傾向もあるので注意したいところです。それは望ましくないと思うなら、体の関係からスタートするのは控えておくとよろしいかと思います。盛り上がるとつい順番をすっ飛ばしたくなることもあるかもしれませんが、そこは押さえておくと良いでしょうね。
一方で、「家族になること」を強く意識して恋をする人も多くなるでしょう。結婚はもちろんのこと、ともに暮らす老後までも想像しながら、それにかなう相手を求めるようになるでしょう。すでに恋人がいる方であれば、相手との結婚を具体的にしようと思われる方も多そうです。前述の通り、家族の関係を新しく作っていけるときでもありますから非常に良い流れです。パートナーと話し合いながら一致点を見つけていけると素敵です。
<仕事運>
ここまで、みずがめ座の方は本当にたくさんの努力を積み重ねて来られたことと思います。さかのぼってみれば2011年頃から、あなたはたくさんの「学び」を積み重ねて来られました。みずがめ座の人は知的好奇心旺盛で、興味を持ったことにはどんどん飛び込んで貪欲に知識を求めていかれます。ですから「学び」という意識はあまり持っておられなかったかもしれませんが、多くの時間を費やして来られたことでしょう。
さらには2018年、年間を通して仕事の大発展期が巡って来てもいました。例年にないくらい忙しかったことでしょうし、あなた自身もその勢いに負けないくらい、お力を尽くして来られたはずです。おそらくですが、以前なら想像もしなかったような大きな舞台に立つことになった方も少なくないでしょう。
2019年、こうしたプレッシャーからはだんだん解放され、あなたの周りにはたくさんの協力者が集まってくるでしょう。ここまでの頑張りを見て、引き立ててくれたり声をかけてくれたりする人もいそうです。
また、ここまでの努力が実るかたちで「できること」が増えていることに気づく瞬間がたびたび訪れるでしょう。あなたが前に進むために必要な筋肉は、もうしっかりついています。ぜひ、ご自分をねぎらってあげてください。そして、あなたが追い求めたい方向を自由に、のびやかに模索していっていただけたらと思います。2019年は、それが可能になる時期です。かつてトライしてうまくいかなかったことも、時間をかけさえすればまた追っていけるかもしれません。
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電子書籍『2019年上半期 12星座別あなたの運勢』または『2019年上半期 12星座別あなたの運勢みずがめ座』では、2019年上半期の総合的な星回りと月々の傾向、また恋愛運・仕事運の月ごと(1月〜6月)の運勢をお読みいただけます。ぜひご参考にしてください。
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