渋谷のバー「bar bossa」の店主である林伸次さんによる、バーを舞台にした小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』の撮影会が、まさに林さんのバーを舞台に開催されました。
主催は、写真を売ったり買ったりできるサービスを提供するスナップマートさん。
撮影会の趣旨は、『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく』の世界を写真で表現するというもの。応募してくださった方々は、最初の自己紹介で、小説で好きだった箇所、どんなことを表現したいかなどお話くださいました。
普段は、バーのようなお店ではゆっくり撮影できなので、この機会に暗いところでの撮り方など、いろんなことを試したいというのが、みなさんに共通する意気込みでした。
林さんにポーズをお願いしたり、グラスを並べてもらったり、本と小道具を組み合わせたり、他の参加者の方にモデルをお願いしたり、お店の照明を変えたり……とみなさん真剣に撮影する1時間半。
そうして出来上がった作品のなかから、林さんが素敵な作品を選んでくださいました。
【受賞作】
photo by na_o_coxさん
<林さんより>
光と闇のバランスが、バーの夜のイメージを引き出していると思いました。
photo by yuinahiruさん
<林さんより>
フルーツのお皿を真横からというアイディアが新鮮で、後ろにワインが映り込んでるのも良いです。
photo by miu924さん
<林さんより>
外の夜のブルーが幻想的で素敵なのと、そこに動きがあって好きです。
photo by kumizooさん
<林さんより>
お酒が入ったグラスが浮かび上がっていて、可愛くて良いですね。
photo by moyugeさん
<林さんより>
女性が恋愛話をしている感じが、小説のイメージです。
photo by kumizooさん
<林さんより>
恋が始まりそうで、良いですね。
<林さんの感想>
こういうイベントは初めてだったので、とても楽しかったです。
みんな同じ目的で参加していると、こんなにひとつになるんだというのも驚きでしたし、ちゃんと本のイメージを色々と考えてくれて撮影してくれたり、口紅まで用意してくれたり、心遣いもとても嬉しいです。
こうやって撮影したこの瞬間が「メディア」なんだなあ、面白い時代だなあと色んなことを気づかせられる時間でした。
みなさん、どうもありがとうございました。
撮影された作品は、インスタグラムで、#恋はいつもSnapmart撮影会 でご覧いただけます。
最後に、私が気にいった作品も紹介させてください。
photo by hiilagramさん
いくつもの恋の話が重なり、行き交う『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』の世界観が凝縮されている感じと、フィルムの質感の本との近しさがよいなと思いました。
スナップマートさん、参加者のみなさん、新鮮な機会をありがとうございました!
(編集担当・竹村)
恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる
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