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トランプ時代の地政学

2019.01.22 公開 ポスト

2回目の米朝会談、トランプ氏は在韓米軍撤退をぶち上げる?!杉本宏

2月下旬、2回目の米朝首脳会談が開催されることになった。膠着している北の非核化は進むのか? YouTubeで公開された2019年初の閣議は、まさに「トランプ劇場」そのもの。その衝撃の光景から、気になる米朝会談の行方を読み解く。

*   *   *

独断的、威圧的……閣議から分かった「トランプ流」

新年早々、「トランプ劇場」が開幕した。1期目の折り返しを迎えたトランプ大統領が2日、ホワイトハウスで開いた2019年初の閣議。その光景をYouTubeで見て、独断的、威圧的なトランプ流の統治手法に圧倒された。

閣議のテーブルでトランプ大統領の前におかれていたポスター。
「制裁が近づいている」と書かれている。

メディアに公開された閣議の模様は、日本にとっても他人事ではない。米朝首脳会談や米中貿易戦争などの行方を占うヒントがびっしり詰まっている。

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杉本宏『ターゲテッド・キリング』

「対テロ戦争」という果てしない戦争が世界を覆う中、標的殺害(ターゲテッド・キリング)という非公然攻撃を米国は展開している。一種の「闇討ち」は、効率的ではあるが、米国政府に様々な法的・倫理的なジレンマを突きつける。米首脳たちの内紛と懊悩を通じ、21世紀の正義と戦争の行方を追う。

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トランプ時代の地政学

「世界の警察官を辞める」だけでは収まらず、いまや世界秩序の攪乱要因になりつつあるトランプ大統領のアメリカ。海外取材経験の豊富なジャーナリストであり、国際政治研究も続ける著者がトランプ大統領・アメリカの本音を読み解き、日本とのかかわりを考察する。

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杉本宏

ジャーナリスト。慶應義塾大学大学院修士課程修了。マサチューセッツ工科大(MIT)政治学部博士課程単位取得退学。防衛大学校非常勤講師を経て、朝日新聞社入社。政治部、外報部などを経て、ロサンゼルス、アトランタ、ワシントンに赴任。記者としての取材活動のかたわら、国際政治研究も続ける。著書に『ターゲテッド・キリング――標的殺害とアメリカの苦悩』(現代書館)がある。

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