たちまち重版!好評発売中の『ていうか、男は「好きだよ」と噓をつき、女は「嫌い」と噓をつくんです。』(幻冬舎文庫)の著者で、人気ブロガーのDJあおいさんに、本書から特に反響が高かった名言について改めてお話を伺いました。
DJあおいさんの回答は、目からウロコで刺激的! ピリ辛アドバイスを、全3回でお届けいたします。
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男性は「解決」を、女性は「共感」を求める
──男性は、なぜ悩みを打ち明けてくれないのでしょう?
DJあおい(以下、あおい):相談していい方向に向かうなら打ち明けてくれると思います。しかし、たとえば彼女に仕事の悩みを相談しても解決するわけではないので、はなから打ち明けないのです。
──でも、女性は男性にも打ち明けますし、それで前向きになれますよ。
あおい:女性は「共感」を求めて悩みを打ち明けるので、「そうか、大変だったね」と言ってもらえるだけでよいですよね。つまり男性と女性では、悩んでいるときに求めているものがまったく違うということです。
男性の場合は話しても解決しない悩みをわざわざ話すのは不合理なことですし、相手にも悪いと思っています。同時に、解決するために自分で考えなければいけないので、放っておいてほしいのです。
しかし、女性は相手が悩んでいたら聞いてあげたいと思います。「話すだけで気持ちが楽になる」と思っていますが、それは男性には当てはまりません。男性が悩んでいたら放っておいてあげるのが優しさです。
けんかしたとき、男性が黙ったりその場を離れるのは女性への「優しさ」
──あからさまに悩んでいることをアピールしても何も聞いてくれないのも優しさなでしょうか?
あおい:そうです。悩んでいるようだから、そっとしておいてあげようと思っているのです。男性には「言わなくてもそれぐらいわかるだろう」は通じません。そんなアピールをしてイライラするよりも、「悩んでいることがあるんだけど、聞いてくれる?」と自分から話をふりましょう。このとき「聞いてくれるだけでいいの」もしくは「なぐさめて」と相手に求めるアクションも伝えておくとなおよし。そうでないと男性は悩みを打ち明けられたからには、どうにか解決策を提示するべきだと考えるからです。
ちなみに男性とけんかをして相手が黙り込んでしまった場合にも放っておくべきです。女性としては白黒つかないのに終わりにするのは納得できないかもしれませんが、そこで追及しても何もいいことはありません。黙り込んでしまうひとつの大きな理由は、相手を傷つけないため。男女でケンカをすると女性のほうが喋りが立ちますし、感情的にもなりやすいので、口撃が強くなりがちですが、男性も返す言葉がないわけではありません。反射的にひどい言葉を返してしまわないよう、言葉を飲み込むために黙っているのです。それなのに女性が「どうなのよ、さあ、さあ」とばかりに追い詰めれば、罵詈雑言飛び出す可能性があります。
考えを整理するのに時間がかかっているだけかもしれません。早急に白黒つける必要なんてありませんし、そもそも色は白と黒だけじゃありませんよね。無限の色がある中で、白か黒ではないといけない!というのはおかしいですよね。
いずれにせよ、男性が黙り込んだら放っておいてあげる。それが一番の対処法なのです。
結論
男が黙り込んだらそっとしておくべし
女性も放っておくという優しさを身につけよう
(取材・文/鷲頭文子)