「最低でも50歳までは続けたい」と語っていたイチローの現役生活は45歳で終わった。
2019年3月21日、東京ドームで行われた米大リーグのレギュラーシーズン開幕第2戦。マリナーズ対アスレチックスの第1戦に続いて9番ライトで先発したイチローは、8回裏の守備についたところで交代を告げられ、米国で19年目、日米通算28年目の現役生活は終わった。
拍手と歓声が鳴りやまない満員のスタンド。延長12回、マリナーズが5-4で勝ったあともファンは「イチロー!」と連呼し、やがてイチローウェーブがスタンドを巡った。試合後、ロッカールームで記者会見の準備などをしていたイチローは、最終電車を気にしながらも帰らないファンのアンコールに呼び戻されるようにベンチ前に姿を見せた。スタンドを見回したイチローは、やがて手を振りながら笑顔でグラウンドを一周して、祖国と駆けつけたアメリカのファンに最後の別れを告げた。
監督就任拒絶は日本プロ野球への不信感?
このあと、球場内で記者会見が行われた。印象的だったのは、「引退後は監督になったり、指導者になったりするのか?」と聞かれたとき、「監督は絶対無理。人望がないんですよ、僕」と語ったことだ。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
日本野球よ、それは間違っている!
- バックナンバー
-
- ロッテ・佐々木朗希 初登板の謎
- 【プロ野球キャンプ総括】真剣度でソフトバ...
- プロ野球のキャンプは練習期間が短すぎる
- 田中将大が復帰しても楽天は優勝できない
- 桑田真澄の巨人入りは百害あって一利なし
- 巨人・菅野智之は大リーグに行かなくてよか...
- トライアウトに“冷やかし”参加の新庄剛志...
- 日本シリーズ4連敗の巨人は「育てて勝つ野...
- 内川、福留、鳥谷らは引退して海外で学べ
- 早稲田の後輩、ドラフト1位の楽天・早川隆...
- 東海大野球部の大麻問題。大学野球は人間教...
- 揚塩球団社長の引責辞任は阪神だけの問題で...
- エプラーGMの解任で大谷翔平の将来はどう...
- 不振の大谷翔平は打撃理論を忘れろ
- 阪神・藤川球児のりっぱな引き際
- 日本の投手は大リーガーの変則投法をまねる...
- 大谷翔平が「二刀流復活」できなかった理由
- 首位巨人の不安材料は故障続出の投手陣
- 開幕3連敗の阪神は誰を大黒柱にしたいのか
- 巨人・菅野 復調の兆しは減量の効果だ
- もっと見る