佳境に入った『銀河で一番静かな革命』の制作。昨日、カバー、帯、表紙、別丁トビラのデザインデータを印刷所に渡しました(「入稿」といいます)。
デザインは鈴木成一さん。マヒトさんの原稿を読んだ鈴木さんから、植本一子さんの写真の硬い光が合うのではないか、と提案がありました。
デザインデータは、まもなく本番と同じ紙に印刷され、確認用として(「色校」といいます)出てきます。
『銀河で一番静かな革命』は、四六判(本のサイズ。128ミリ×188ミリ)の上製本(硬い厚紙でくるまれたもの。ちなみにやわらかい厚紙の本は「並製」)。
カバー、帯、表紙(カバーをはずした状態の厚紙に貼りつけてある紙)、見返し(表紙の内側に貼りつけてある紙)、別丁トビラ(見返しの次にくる、本文用紙とは別の紙)、本文にどういった用紙を使うか、花切れ(本文の背の上と下に貼りつける小さい布)、しおりをどんな素材にするかも鈴木さんが指定します。今回だったら、たとえば、本文用紙はメヌエットフォルテホワイト、別丁トビラにOKブリザードを使う予定です。
本文は240ページなので、束幅(つかはば。厚みのこと)は2センチくらいになるでしょうか。背は丸背です(製本方法のひとつ。「角背」というのもあります)。
色味は、色校で確認できますが、本として全体がどうなるか、手触りも、佇まいも見本を受け取るまで、想像することしかできません。
上でいろいろと説明した用紙や布や製本方法が、実際どういったものなのかはぜひ出来上がりで確認してください。発売は5月23日です。
(編集担当:竹村)
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