スピリチュアルな世界についてわかりやすくつづったブログや書籍が大人気の桜井識子さん。豊臣秀吉さんが実行していた「運玉」の育て方や、運命や幸運についてのホントのところを紹介した最新刊『運玉 誰もが持つ幸運の素』(桜井識子氏著・幻冬舎文庫)が発売即重版となる大反響です!
今回は本書の内容から、「お墓と納骨について、私の考え方」より〈お墓〉についてご紹介します。今日から始まるゴールデンウイークにお墓参りを計画している方も、最近お墓参りに行けていないなぁと思っている方も、必読です。
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お墓参りは必ず行かなくてはいけないか
お墓については、宗派や土地によって作法が違いますし、人によって考えもいろいろだと思いますので、「ふ~ん」という参考程度に読んでいただきますようお願い致します。
お墓参りは行かなくてはいけないのでしょうか……というのが、多くの方の悩みになっていると思います。
私は、どちらかといえば行ったほうがいい、くらいの考えです。仏壇の中に入っている位牌(いはい)に話しかけるのと、お墓で話しかけるのとでは、断然後者のほうが届きやすいからです。
逆に、ご先祖様からのメッセージも、仏壇よりもお墓のほうがストレートにスパーンと伝わってきます。行けるのであれば、お彼岸に行くのが一番いいと思います。
遠くて行けないような場合は、行かなくても全然問題ありません。ご先祖様はそういう事情もちゃんと知っているので、行かなくてもバチが当たることはないです。
ただし……それは、だれかがお墓を定期的に訪問し、清掃している場合のみ、です。だれもお墓を訪れる人がいなくて、汚れっ放しの場合は、行かないと障りが出ることもあります。
それは祟りとか、そういう恐ろしいものではなくて、お墓に来てキレイにしてほしい、というご先祖様の切実なお願いの表れです。
どうして障りとして表れるかというと、優しい現象を起こすなどのほかの手段では、人間は深刻に考えずそれがお墓のSOSだとは気づかないからです。というか、気づこうと努力をしないからです。
痛いとか苦しいとかつらい状態になれば、人はそこから抜け出したいのでいろいろと考え、人の意見を聞いたりして、結果としてお墓のことに考えが行き当たって気づくわけです。
私はもう15年以上、父方も母方もどちらのお墓参りもしていません。
「それは、××家を出てほかの家に入ったから行かなくても大丈夫なのでは?」と言われそうですが、長男である父も5~6年行っていないと思います。私の実家からお墓のある場所までがとても遠いのです。
でも父の弟である叔父が、定期的にお参りをしてお掃除をしてくれるので、長男が行かなくてもなんの問題もありません。
母のほうもそうです。叔母が時々お参りをしているので、長女である母が行かなくても大丈夫なのです。
お墓が汚れていると体に不調が出ることも
だれもお墓のお世話をしていなくて草ボーボーだとか、墓石が傾いているとか、汚れまくっているなど、打ち捨てていると障りが出る可能性があります。
ですので、そういう場合は無理をしてでも一度行ったほうがいいです。どれくらいの期間放っておいていいのかは、中に入っている人の性格によるので、一概に言うのは難しいです。
私が子どものころ、近所に住んでいた人が、「ここのところ頭痛が激しくて目も見えにくい」と病院で検査をしました。でもどこも悪くないと言われていました。
しかしその状態は長く続き、何度も精密検査をしましたが、いつも異常なしで原因はわからずじまいでした。
そんなときに、たまたま故郷にあるお墓を移動させることになり、古いお墓を掘り起こしたそうです。
すると、骨壺(こつつぼ)のフタに汚れた水が溜(た)まっていて、水は壺の中にまで入っていたということでした。ご先祖様がなんとか気づいてほしい、と体に不調を引き起こしていたのです。
ちゃんと処理をしたら、頭痛も目の異変もすっかり治り、「不思議なことがあるものだ」と話していました。
お墓参りに行ったら、墓石と周囲のお掃除は必ずしたほうがいいです。それから故人の好きだったものを持って行くと喜ばれます。
お饅頭(まんじゅう)だとか、お酒や、たばこなどです。食べ物は包みを開けて、実際に食べられる状態にしてからお供えします。お酒もフタを開けて飲めるようにし、たばこは火を付けてからお供えをします。
手を合わせて、お参りが終わったら、お供え物はすべて持って帰ります。そのまま置いておくと、無縁仏がそのお供え物に群がるため、置いて帰るのはNGです。ほかに特別な作法はありません。
お墓参りはお墓の手入れがされていれば、行かなくても大丈夫ですが、なぜか「行かなきゃ」と思ってしまうのなら、それは来てほしいと呼ばれているので、行ってあげたほうがいいと思います。
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