無性に食べたくなるもののひとつにフレークがある。甘いコーンフレークの冷たい牛乳がけ。
あの食べ物の音の楽しさはなんなのだろうか。
シャクシャクシャクシャクシャク。
自分の耳にダイレクトに響くゆかいな音。どこから聞こえているのか、と考えるために今、実は食べながらパソコンにむかっているのであった。
シャクシャクシャクシャクシャク。
鼓膜のあたり? 世界の外側と内側のぎりぎりの場所からその音は聞こえてくる。この音を楽しいと感じるのは、一体、なんの楽しさなのか?
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前進する日もしない日も
仕事の打ち合わせ中、まったく違うことを考えてしまう。ひとり旅に出ても、相変わらず誰とも触れ合わない。無地の傘が欲しいのに、チェックの傘を買ってくる。〈やれやれ〉な大人に仕上がってきたけれど、人生について考えない日はない。そんな日々のアレコレ。
編集部からのお知らせ
「前進する日もしない日も」は2022年4月にリニューアルしてスタートします。どうぞご期待ください!