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英語で伝えるということ

2019.05.28 公開 ポスト

Discovering a new “me” through English

英語を話すと見つかる、新しい私飯田まりえ

(写真:iStock.com/splendens)

日本に一時帰国中、家族や友人の前で英語を話すと、必ず指摘されることがある。「声がきつい」「気が強そう」「日本語で話していると柔らかい印象だけど、英語になると歩き方までが大きくなって、怖いよ」。ここまで言われると、いささかショックである。もちろんこうした変化は、私だけに起こることではない。日常的に英語を少しでも使う人の英会話を聞いていると、日本語を話すときより声が低くなっていることが多い。けれども変わるのは、どうやら声のトーンだけとは限らないようだ。

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英語で伝えるということ

世界的ブームとなっている片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんのNetflix番組「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」の通訳として、そのプロフェッショナルな仕事ぶりが現地で称賛され、注目されている飯田氏。話者の魅力を最大限に引き出し、その人間性まで輝かせる英語表現の秘訣はどこに? 「英語で話す」ではなく「英語で伝える」ときに重要な視点を探るコミュニケーション・エッセイ。

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飯田まりえ

2006年ニューヨーク大学卒業。卒業後は東京都内の独立系映画製作会社に就職し、黒沢清、新藤兼人、鈴木清順、ミーラー・ナーイル、ジム・ジャームッシュを始めとした国際的な映画製作者の脚本の翻訳を担当する傍ら、通訳者としての実績を積む。2007年から米国の大手美術出版社 RIZZOLI NEW YORK の要請を受け編集、翻訳業務に携わり、建築、美術、映画、デザイン、写真、ファッションを含む多くの書籍を手掛ける。2011年コロンビア大学大学院卒業。卒業後はニューヨークにてフリーランスとして通訳、翻訳業を開始。現在は拠点をロサンゼルスに移し、映像作家の夫とともにテレビ番組等の脚本も執筆中。来年2020年には、共同で英訳している高村薫著作の『レディ・ジョーカー』がSOHO PRESSより出版予定。

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