生き方
このところ立東舎から濱田髙志(はまだたかゆき)のみごとな編集によって、手塚治虫マンガの雑誌連載時のオリジナル版を復活させる試みが続いています。そのたびに手塚ファンをわくわくさせ、まるで別の作品に接するような新たな興奮を感じさせてくれます。
『ダスト18』と『アラバスター』という渋すぎるラインアップに続いて出た最新刊は、『アポロの歌』です。
手塚の「性教育マンガ」として知られる作品ですが、そうではありません。いや、たしかにそんな企画で始まったのですが、その前提を軽くふっ飛ばして、手塚治虫の最も根源的なテーマに肉薄したマンガなのです。
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