職業に貴賤あり?
今度は逆の発想をしてみよう。どうしたら、根も葉もある、良い噂話を広げることができるのか。
真っ先に挙げたいのは、一緒に汗をかくことだ。漁業の町なら漁師として、農業の町なら農家として働く。
移住したばかりの頃、こんなことを聞いた。「あいつはクーラーのきいた部屋で事務仕事をしている。そんなんで給料がもらえるなんて、楽で羨ましい」。目に見える仕事、つまり漁師のように、額に汗をかき厳しい自然環境のなかで作業することが仕事であり、それ以外は仕事ではない、というわけだ。唖然とするしかなかった。
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移住サバイバル
東日本大震災を機に宮城県石巻市に移住した山本圭一さん。家なし、知り合いなし、文字通りゼロから始まったサバイバル生活の記録。