京都のお寺の副住職で、コラムニスト・編集者としても活躍中の稲田ズイキさん。そんな僧侶が、なんと「家出する」と宣言。この連載は、「僧侶」に虚無を、「寺」に閉塞感をおぼえた27歳の若い僧侶が、お寺を飛び出し、他人の家をわたり歩き、人から助けられる生活の中で、一人の人間として修行していく様子をほぼリアルタイムに記録していくというものです。気になった人はどうか、稲田さんをお家に泊めてあげてください。
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家出生活、57日目。今は東京の品川区にいます。とある方がDMで「事務所の一室空いてるから好きなだけ泊まっていいよ」と言ってくださり、滞在させてもらって3日目。
ガーリーな仕事をされている方なので、ティッシュケースからトイレまで、すべてピンクのハートで統一されたお部屋。そんな空間に27歳の浮浪僧侶は明らかに浮いていて「あ~、僧侶ももっと可愛くなれればいいのに~」と束の間の乙女心に浸っています。
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僧侶、家出する。
若手僧侶がお寺や僧侶のあり方に疑問を持ち、「家出」した!
さまざまな人に出会うこと、それ自体が修行となると信じ、今日も彼は街をさまよう。
(アイコン写真撮影:オガワリナ)