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幻冬舎新書・これから出る本

2019.07.19 公開 ポスト

2019年7月31日発売の幻冬舎新書幻冬舎編集部

幻冬舎新書の7月刊は6点、31日発売です。

『おしゃれ嫌い――私たちがユニクロを選ぶ本当の理由』米澤泉

定価(本体780円+税)

日本の国民服となったユニクロ。長く無視していたファッション誌も今ではユニクロの虜だ。ここまで普及した理由は、服は特別なもの、おしゃれは難しいという思い込みを解き、服で個性を競うことに疲れた人々の心を掴んだから。もう誰もが服に余計なお金も時間も使いたくない。ユニクロはその変化にいち早く気づき、「見た目」をよくするための服ではなく、「くらし」をよくするための服を提案し続けてきた。それは世界をも席巻している。これまで指摘されることのなかったユニクロのメッセージと消費の変化を気鋭の社会学者が鮮やかに読み解く。

米澤泉(よねざわいずみ)
甲南女子大学人間科学部文化社会学科教授。1970年京都生まれ。同志社大学文学部卒業。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は女子学(ファッション文化論、化粧文化論など)。『「くらし」の時代』『「女子」の誕生』『コスメの時代』『私に萌える女たち』など著書多数。

『おいしいとはどういうことか』中東久雄

定価(本体780円+税)

喉が渇いたときに飲む水は心底おいしいけれど、渇きがおさまった後に同じ水を飲んでも、もうおいしいとは感じない。体が必要としていないから。すなわち「おいしい」とは本来、体という自然によりそい喜ばせてあげたときに生まれる感覚のこと。しかし、ただおいしいだけでなく、この「体が喜ぶ料理」を作るのが案外難しいと著者は言う。どうしたらそんな料理が作れるのか、そもそも料理とは何か――。京都で最も予約が取りにくい日本料理店「草喰(そうじき)なかひがし」店主が、野山を馳せ巡りながら得た“食”にまつわる究極の哲学。

中東久雄(なかひがしひさお)
1952年、京都府生まれ。日本料理店「草喰(そうじき)なかひがし」店主。摘み草料理で知られる花背(はなせ)の料理旅館「美山荘」で生まれ育ち、少年期から家業の手伝いに勤しむ。高校卒業後、本格的に料理の道に入り美山荘の料理長として27年間勤務。97年に独立して銀閣寺の畔に現在の店を開店し、今日に至る。大原の地野菜の魅力を多くの料理人に発信し、地場の農業振興にも貢献している。

『ゴルフトーナメント スポンサー興亡史』森功

定価(本体840円+税)

霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)――2020東京五輪のゴルフ競技開催会場こそ、言わずもがな、日本のゴルフ興隆の地である。1957年にそこで行なわれた試合が火付け役となり、一大ゴルフブームが到来。70年代にはビッグトーナメント全盛期を迎える。スポンサーにはタイヤメーカー(住友ゴム)に加え自動車(三菱自動車)、カード会社(三井住友)が参入、バブル崩壊後はパチンコ・不動産など新興が勢いを増した。プロゴルフのスポンサー企業の移り変わりを辿ることで、戦後経済の盛衰を浮き彫りにする。

森功(もりいさお)
1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業。新聞社・出版社勤務を経て、2003三年からフリーのノンフィクション作家として活躍。08年「ヤメ検」、09年「同和と銀行」が、2年連続「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞。18年『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞。他の著書に『紛争解決人 伊勢﨑賢治』『高倉健』『総理の影』『地面師』『官邸官僚』などがある。

『自分のことは話すな――仕事と人間関係を劇的によくする技術』吉原珠央

定価(本体880円+税)

巷の「話し方」の本には一番大切なことが抜けている。それは、会話では「自分のこと」ではなく「相手のこと」を話すということ。自分の話をやめるだけで、仕事も人間関係も俄然よくなると著者は断言。そこまで言い切れる根拠とは?「相手は自分の話に興味を持っていない」「『自分をわかってほしい』と思うことほど傲慢なことはない」「『質問』にあなたの全てが表れる」「プライベートなことを聞かないほうが失礼である」等々、普通の人が気づけない会話の盲点を指摘。仕事や人間関係が面白いほどに好転し始める話し方を網羅した一冊。

吉原珠央(よしはらたまお)
イメージコンサルタント。プレゼンテーション、コミュニケーションをメインにしたコンサルティングを行うほか、「体感して学ぶ」というオリジナルのメソッドで企業向け研修講師として年間100本以上の講演を実施。また「ストレスフリー」をコンセプトにした化粧品、ファッションアイテムなどを扱うブランド『PURA Tokyo』を立ち上げ、会社を経営。著書に『「また会いたい」と思われる人の38のルール』『「もっと話したい!」と思われる人の44のルール』『人とモノを自由に選べるようになる本』(すべて幻冬舎)、『パワーウーマンのつくり方』(宝島社)、『30歳から求められる女性50のリスト』(三笠書房)がある。

『介護ヘルパーはデリヘルじゃない――現場の実態とハラスメント』藤原るか

定価(本体780円+税)

介護職は重労働のうえ低賃金であるため、人手不足が続いている。それなのに2018年の調査では、なんと4割の介護ヘルパーがセクハラを受けたと回答。介護歴28年、百戦錬磨の著者自身も、利用者から幾度となくベッドに誘われたり、パンツを下げ性器を見せられ迫られたり、キスをされそうになったりしたが、見事にかわし仕事をこなし続けてきた。そして「#MeToo」運動以降、セクハラをなくそうという流れは一気に加速。介護職におけるパワハラ・セクハラをなくし、介護職をよりやりがいのある仕事にするためのヘルパー奮闘記。

藤原るか(ふじわらるか)
東京都の訪問介護事業所のヘルパー。学生時代に障害児の水泳指導ボランティアに参加したことから福祉の仕事に興味を持ち、区役所の福祉事務所でヘルパーとして勤務。介護保険スタートにあわせて退職。訪問ヘルパーとして20年以上活動している。在宅ヘルパーの労働条件の向上を目指し、介護環境の適正化を求めた公の場での発言も多い。2011年11月には99歳のおばあちゃんを連れて厚生労働省を訪問。生活援助自体を介護保険からはずそうと目論む厚労省に対し、「それでは高齢者のQOLを保てず、ヘルパーの労働条件の悪化につながる」と抗議した。「共に介護を学び合い・励まし合いネットワーク」主宰。著書に『介護ヘルパーは見た』(幻冬舎新書)がある。

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