1. Home
  2. 社会・教養
  3. 朝日新聞記者の将棋の日々
  4. 鮮やかな復活を遂げた渡辺明三冠――苦境か...

朝日新聞記者の将棋の日々

2019.09.19 公開 ポスト

鮮やかな復活を遂げた渡辺明三冠――苦境からの脱出を支えたモチベーションとは何だったのか村瀬信也(朝日新聞 将棋担当記者)

豊島将之名人との頂上決戦を制し、6年ぶりに「三冠」に返り咲いた渡辺明棋聖。9月の棋聖就位式にて。(村瀬信也 撮影)

「今回の棋聖戦五番勝負に勝ってこそ巻き返しがなると思い、強い気持ちで臨んだ」

9月4日に都内で開かれた棋聖就位式。紋付き袴姿の渡辺明棋聖は謝辞の中で、自身2度目となる「三冠」を達成した戦いを、こう振り返った。

棋聖と王位を保持する豊島将之名人に渡辺が挑戦した五番勝負。三冠と二冠の対決とあって、注目度はひときわ高かった。開幕戦は豊島が制したが、その後は渡辺が3連勝。先輩の貫禄を見せつける結果となった。

ここから先は会員限定のコンテンツです

無料!
今すぐ会員登録して続きを読む
会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン

関連書籍

朝日新聞記者 村瀬信也『将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学』

藤井聡太、渡辺明、豊島将之、羽生善治…… トップ棋士21名の知られざる真の姿を徹底取材! ! 史上最年少で四冠となった藤井聡太をはじめとする棋士たちは、なぜ命を削りながらもなお戦い続けるのか――。 「幻冬舎plus」の人気連載『朝日新聞記者の将棋の日々』に大幅加筆をし、書き下ろしを加えてついに書籍化。 藤井聡太の登場から激動の5年間、数多くの戦いを最も間近で見てきた将棋記者・村瀬信也が、棋士たちの胸に秘める闘志や信念に迫ったノンフィクション。

{ この記事をシェアする }

朝日新聞記者の将棋の日々

バックナンバー

村瀬信也 朝日新聞 将棋担当記者

1980年東京都生まれ。早稲田大学将棋部で腕を磨き、2000年の学生名人戦でベスト16に。2003年、朝日新聞社に入社。2008年に文化グループ員になり、2011年から将棋の専属担当に。大阪勤務を経て、2016年、東京本社文化くらし報道部員になり、将棋を担当。名人戦や順位戦、朝日杯将棋オープン戦を中心に取材。共著に『大志 藤井聡太のいる時代』(朝日新聞出版)がある。

Twitter:@murase_yodan

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP