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月が綺麗ですね 綾の倫敦日記

2019.10.17 公開 ポスト

EUを離脱するロンドンに世界の人材はいずれ興味をなくす鈴木綾

「民主主義は幻」と書かれたグラフィティがブレクジット時代をよく表している

この間、フランス人の友達とイミグレーション(移民)と多文化社会の構築について議論した。

「フランスでは元植民地の国から来た人たちの多くは社会に溶け込めていない。家族が50年もフランスに住んでフランス国籍を持ってフランス語しか喋れない移民4世や5世でも急進的な宗教団体に入ったりする。

なぜかというと、フランスは「一枚岩」でできた社会だから。フランスの歴史を勉強するとわかると思うけど、フランス人にとって「フランス」という国、フランス社会、フランス文化、「フランス人でいること」は特別な意味を持つ。

でもイギリスは違う。イギリスは「多文化社会」。フランスだと、典型的なフランス人、パリジャン、ってイメージできるけど、ロンドンに住んでいて、私には「典型的なイギリス人」のイメージが湧かない。」

と彼女が言った。

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イギリスに住む30代女性が向き合う社会の矛盾と現実。そして幸福について。

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鈴木綾

1988年生まれ。6年間東京で外資企業に勤務し、MBAを取得。ロンドンの投資会社勤務を経て、現在はロンドンのスタートアップ企業に勤務。2017〜2018年までハフポスト・ジャパンに「これでいいの20代」を連載。日常生活の中で感じている幸せ、悩みや違和感について日々エッセイを執筆。日本語で書いているけど、日本人ではない。

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