社会・教養
谷口ジローが2017年に69歳で亡くなって、早くも2年半。もちろん、マンガの新作はもう望めませんが、待望の谷口ジローの著作が出ました。『描くひと』です。
本書の根幹になっているのは、フランスで2012年に出た谷口の超ロング・インタビューです。このフランス語の本のタイトルが、まさに L’Homme qui dessine、「描くひと」だったのです。
聞き手は、ベルギーのマンガ家フランソワ・スクイテンと組んで『闇の国々』という大傑作マンガを生みだした原作者のブノワ・ペータース。ペータースは文学やマンガの批評家としても著名で、谷口ジローの熱烈なファンであることから、このインタビューの聞き手になり、素晴らしい成果を生みました。
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