人気占い師、真木あかりさんが、読者の恋愛相談にお答えします。
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(恋愛相談)
45歳の独身女です。おつきあいしている相手は、既婚・子持ちで、別居中。悩みは「この方との恋愛はもうやめたほうがいいか?」です。 彼は家庭関係でずっともめていて、話を聞いているうちにいつの間にか好きになってしまいました。数年経っても、彼の家庭の揉め事は収束せず. . 。今後もどうなるかわからない状態です。
彼に好かれている、必要とされている、と思っていたのですが、時折、自分はすごく都合のいい存在だなと感じることがあり、虚しくなります。
常に辛いわけではない、愛情もある、でも未来が感じられない、この恋愛はもう終わりにした方がよいでしょうか。
(くずもちさん・みずがめ座あるいはうお座)
(答え)
くずもちさん、こんにちは。
ご相談をいただきましてありがとうございます。お誕生日を拝見したところ、ちょうど星座の境目の生まれでいらっしゃるのですね。くわしく調べてみましたが、その年は出生時間が10時前であればみずがめ座、それ以降であればうお座です。
文章を拝見しているとみずがめ座的な視点を多く感じますので、ここはみずがめ座と想定してご回答します。が、星座にとらわれない部分にもたくさん触れていますので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。
「常に辛いわけではない」という優しさで自分を緩慢に殺さないこと
自分のなかのルールをそっと外してスタートしたお付き合いです。いろいろと思うところもあったでしょうに、長いあいだ頑張っていらっしゃいましたね。まず申し上げたいのは、「常に辛いわけではない」と思って自分の心を緩慢に殺していかないことです。辛いという感情は、24時間ずっと「辛い! 辛い!」と知覚できているから大変だ、対処すべきだといったものではありません。意識の上にのぼってこない辛さもありますし、「自分で選んだ道なのだから」と自分を抑え込む辛さもあります。それらを「辛いわけじゃない」としていると、ゆっくりとゆっくりと人を殺していきます。結果として「虚しい」、つまり自分をなくした状態に行き着くのですね。
くずもちさん、正直なところ、辛いですよね。ずっと辛かったのではありませんか。自分で選んだ道と思って押し殺してきたお気持ち、たくさんありますよね。数年も待ったのです、揉め事が解消すると信じて。それでも報われる見通しが立たないという状態では辛くなって当然です。「常に辛いわけではない」、なんて言葉でご自分を麻痺させてはいけません。自分をなくす「虚しさ」の境地に至ってしまうと、もはや悲しみすら感じません。ただ砂を噛むような日々が続くだけで、そうなってしまうと回復には相当な時間とエネルギーが必要になってしまいます。
「常に辛いわけではない」、それは彼への優しさもあってのお言葉かもしれません。愛もあるのだと。ただ、辛いならきちんと辛いと感じる。それは自分を殺さないためにもとても大切なことなんですね。
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人気占い師・真木あかりさんによる恋愛占い。カップルの人・シングルの人・障害のある恋に悩んでいる人と、3つの状況別に、毎月の恋愛運を占います。(毎月最終日に更新します)
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