大人バレリーナ、ルグリさんのレッスンを見学する丸山裕子（イラストレーター）

世界中のバレエダンサーやバレエに関わる人たちから敬愛されているマニュエル・ルグリさん。長年エトワールを務めたパリオペラ座を引退後、ウィーン国立バレエで監督をされています。そのルグリさんが若いダンサーに指導をする様子を見学できる機会が訪れたのは、今年の初春のことでした。

ルグリさんの名を冠した公演の合間を縫って行われたレッスンは、京都バレエ団と専門学校の生徒たちを対象としたものでした。小さなホールでのレッスンで、一部条件付きで生徒以外にも見学が許可されました。

レッスンでピアノを弾くのは、同じくウィーン国立バレエでピアニストとして活躍されている滝澤志野さんでした。志野さんとは同じ新幹線に乗り合わせたことがきっかけで親しくさせていただくようになり、このときも帰国中にあるものをお渡しするというミッションがありました。

バレエピアニストとしてのお仕事の様子は、私たち素人はなかなか目にすることができません。ルグリさんのレッスンを志野さんのピアノで見られる本当に貴重な機会です。

しかも、志野さんに会えてミッションも完了できる。