予約が取れない伝説の家政婦・志麻さんの最新著書『志麻さんちのごはん』より、試し読みをお届けします。
志麻さん自らが撮り下ろした写真とともに、“毎日の家ごはん”を日記とともにご紹介。
日々のささやかな出来事を飾らない言葉で綴りながら、レシピには書ききれない料理のポイントやコツも披露してくれています。
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スパイシーな日
「タットリタン」
「辛い料理は嫌いではないけど私は辛さに強くない。夫のロマンは辛い料理が好きだ。今日はそんなロマンのために韓国料理を作ってみよう。
辛いといっても豆板醬ではなくコチジャンを使うのでやさしい辛さがいい。作り方も簡単なタットリタンにした。韓国風の肉じゃがとよくいわれているけれどまさにそんな感じで、じゃがいもは大きめに切ってホクホク、ねぎがトロッと甘くて、野菜と肉のうまみがしみこんだピリ辛のスープもおいしい。
辛いものが好きな人はコチジャンの量を多めにしたり、唐辛子を足したり、逆に私のように辛いものが苦手な人はコチジャンの代わりにみそで代用してもいい。コチジャンを加える前に息子の分は取り分けて!」
材料( 2 ~ 3 人分)
じゃがいも 3 個
にんにく 1 かけ
にんじん 1 本
ねぎ 1 本
手羽元 6 本
コチジャン 大さじ1 ~ 2
醬油 大さじ1
砂糖 大さじ1 ~ 2
鶏がらスープの素( 顆粒) 小さじ½
ごま油 小さじ1
作り方
1 鍋に半割りにしたじゃがいもとにんにく、厚めの輪切りにしたにんじん、斜めに切ったねぎ、手羽元、ひたひたの水、鶏がらスープの素を入れ、火にかける。
2 沸いたらアクを取り、蓋をしてやわらかくなるまで煮る。
3 蓋を取って調味料をすべて入れ、10分煮る。
このほかにも日々の献立のヒントとなる50のレシピを紹介しています。
今日、何作ろう? と毎日悩んでいる方はぜひ『志麻さんちのごはん』を読んでみてください。
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志麻さんちのごはん
NHK「プロフェッショナル」、日本テレビ「沸騰ワード10」で話題の
伝説の家政婦・志麻さんによる初めての食事日記。
訪れた家庭で本格フレンチなどの作り置きを3時間で15品以上作ることから、伝説の家政婦としてメディアで注目を集める志麻さん。
そんな志麻さんは毎日、自宅でどんな料理を作って、食べているのか。
志麻さん自らが撮り下ろした写真とともに、日々のささやかな出来事を飾らない言葉で綴りながらレシピには書ききれない料理のポイントやコツを紹介する一冊。