【東洋二十四節気 星占い 2月19日～】春を迎えるまでに知っておきたい開運の心得小池雅章（青山五行）（占術家　「青山五行」創始者）

四季折々の暮らしに欠かせない歳時記。昔から伝わる、季節の行事にあわせた暮らし方には日々の健康や開運・幸せになる知恵がたくさんつまっています。

そしてこれはあまり知られていないことですが、歳時記のもととなる二十四節気と、星占いをつかさどるホロスコープの運行には密接な関係があるのです。

本連載では、西洋の星占いと東洋の易をくみあわせた占術「青山五行」の創始者である著者が、2月19日から始まる「雨水」の時期の過ごし方について、12星座を前半・後半にわけた「東洋二十四節気星占い」でアドバイスします。

＊　　　＊　　　＊

季節の変わり目は運気の変わり目

「雨水」とは、読んで字の如く、雪が雨に変わり、山に積もった雪が解け始めて、田畑を潤して行く時であります。
今年の農作を始めて行く、そんな目安の時であります。

「雨水」の15日間を、5日間の候に分けると以下のようになります。
 

初候 2月19日～23日
土脉 潤い起こる(どみゃく うるおいおこる)

次候 2月24日～28日
霞始めてたなびく(かすみはじめてたなびく)

末候 2月29日～3月4日
草木 萌え動る(そうもく めばえいずる)

厳しい寒さも薄れて行き、土は湿り気を増し、はるか山には霞がたなびく。
早咲きの菜の花も、野を春色に染めて行き始めるころです。この季節の変わり目の風物詩の一つは桃の節句でありましょう。

不老不死とうたわれた、桃の花の不思議な魅力

『桃夭』

桃之夭夭 桃の夭夭たる
灼灼其華 灼灼たり其の華
之子于帰 之の子于に帰ぐ
宜其室家 其の室家に宜しからん

約三千年も前に作られたこの漢詩、そのころから桃の花は夭夭たる魅力を放っていたのでした。

桃は霊木ともされて、「蟠桃会（ばんとうえ）」という神仙が集まる宴会では、蟠桃園にある桃を食べると不老不死を得られるという伝説があります。
『西遊記』にも登場するこの蟠桃会、孫悟空が招待されないと怒り心頭で勝手に桃を食べ散らかして死刑を命じられますが、桃を沢山食べているので死なない、そこでお釈迦様が五行山に封じ込めたという、あの物語です。
このように、桃には神秘的な力があるとされています。

五行山ならぬ、青山五行ツアーで台湾に行くと、よく見かけるものが桃の木で作った櫛です。
これで髪をとかすと綺麗になり、女性は更に魅力的になると言われております。

この季節、春の始まりは生命の力が万物にみなぎって行く時であり、桃の実が食べられるようになるのはもっと先になりますが、その花の持つ生命力に、昔から人々は惹き付けられ何かを感じていたのでしょう。

万物の成長が潤いと霞の中から始まって行く、そんな季節となりました！

二十四節気星占いでみる、2月19日～の運勢

青山五行の創始者　小池雅章先生に人生相談をいたしませんか？

恋愛・結婚、仕事やこれからの生き方についてなど、、ジャンルは問いません。
ホロスコープから見る運気の流れをもとに、あなたの悩みにお答えいただきます。

相談はこちらのgoogleフォームからご応募ください。

※二十四節気占いについて

二十四節気の区切りは、生まれ年によって若干異なる場合があります。
境目の生まれの方で、自分がどちらかわからないという方は、support@gentosha.jpへ
件名に【ホロスコープ歳時記】／メール本文に、生年月日・生まれた時間（なるべく正確に）と出生地をご記入の上、メールでお問い合わせ下さい。