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古典にすべてが書かれている。

2020.02.05 公開 ポスト

カール・マルクス『賃労働と資本』で気づく

日本人の給料が上がらないのは牛丼が安いままだからかもしれない坂口孝則

■今回取り上げる古典:『賃労働と資本』(カール・マルクス)
 

 

カール・マルクスが描いた労働者の賃金の決まり方

この連載では、誤読であってもかまわないので、古典を読みながらあれこれと現代に通じる教訓を得ようと試みてきた。

今回取り上げるのは、カール・マルクス『賃労働と資本』(岩波書店版)だ。

マルクスは階級社会の構造を描き、資本主義社会がいかに成長するか、そしてその後に社会主義革命が必然であることを壮大なるスケールで構想した。

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古典の魅力とは何か? どんな古典を読むべきか? 古典初心者のための入門コラム 

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坂口孝則

1978年生まれ。調達・購買コンサルタント、未来調達研究所株式会社所属、講演家。大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買に従業。現在は、製造業を中心としたコンサルティングを行う。著書に『牛丼一杯の儲けは9円』『営業と詐欺のあいだ』『1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体』『仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。』『稼ぐ人は思い込みを捨てる。』(小社刊)、『製造業の現場バイヤーが教える調達力・購買力の基礎を身につける本』『調達・購買の教科書』(日刊工業新聞社)など多数の著書がある。

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