無痛分娩の麻酔が効いてからは好きな音楽を楽しみ、日本にいる姉とLINEしたり、夫や助産師と談笑したり、昼寝したりして過ごした。
陣痛中の「そなえて意地でも寝る」というのとは違い、あー、眠くなってきたなーというとってもリラックスした昼寝だった。
季節は夏、昼間、エアコンが程よく効いた部屋の清潔なベッドでうとうとする。何しに来たのかと目的を見失いそうになる。
「産みたくなったら教えてね」と助産師が分娩室を空けたりもした。自然に押し出したくなるものらしい。
それを助けると言われているバランスボールに乗って、ぼよんぼよんと遊びもした。無痛分娩万歳。とか思っていたらまた吐いた。内臓はそう元気ではないらしい。調子に乗りすぎたかな、とすごすごとベッドに戻る。
子宮口はもうすっかり開いていて、いつ生まれてもおかしくない状態。
「産みたくなったら呼んで」と言われても
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フィンランドで暮らしてみた
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日本人の大好きな「かわいい北欧」。でも、その実態は?
暮らしてみて初めてわかった、フィンランドのちゃっかり賢く、ざっくり楽しい、意外な一面。
ゆるゆるまったり、マイペースにご紹介。
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