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2020.02.11 公開 ポスト

牛丼という労働力だけではない私たち竹村優子

2月3日
 


節分。朝、年齢分の大豆を律儀に食べる。年中行事のなかで、いちばん忠実に守っていることかもしれない。

坂口孝則さんより古典読書連載の原稿が届く。カール・マルクス『賃労働と資本』について。坂口さんは、「労働力=牛丼」と置き換えて、マルクスを解説してくださっている。牛丼の値段が上がらないから、私たちの給料も上がらない。

私は、マルクスがここぞというときに連発する、「!」が好き。そして、なぜか興奮する。以前、トーキョー・フェスティバルで、リミニ・プロトコル(ドキュメンタリー演劇の手法をとるアーティスト集団)の舞台「カール・マルクス 資本論、第一巻」を見たあとも、興奮して仕事の依頼メールを送ったことがある。

2月21日の坂口さんの古典読書会にもぜひいらしてください。ショウペンハウエル『読書について』を読みます。

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幻冬舎plus編集部員の仕事と日々。

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竹村優子

幻冬舎plus編集長と単行本、新書、文庫の編集に携わる。手がけた本は、『世界一の美女になるダイエット』(エリカ・アンギャル)、『青天の霹靂』(劇団ひとり)、『職業としてのAV女優』(中村淳彦)、『大本営発表』(辻田真佐憲)、『弱いつながり』(東浩紀)、『赤い口紅があればいい』(野宮真貴)、『じっと手を見る』(窪美澄)、『銀河で一番静かな革命』(マヒトゥ・ザ・ピーポー)、『しらふで生きる』(町田康)、『往復書簡 限界から始まる』(上野千鶴子・鈴木涼美)など多数。

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