生まれた息子はすぐに私の胸の上に乗せられた。カンガルーケア、と呼ばれているあれだ。
そのあとすぐ夫も上半身裸になり同じように息子を抱いて、写真を撮った。その時の写真を友人たちにも「生まれました」と送ったものだから、「なんで裸なの!?」と夫はたいそう変態扱いをされていた。
実はスキンコンタクトが重要視されているのは母親だけではない。父親と子供のそれも、母親のようにお腹に何ヶ月もいて関係を築いてきたわけではないからこそ重要だとフィンランドではされている。臍の緒も夫が切った。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
フィンランドで暮らしてみた
気づけばフィンランド人と結婚して、ヘルシンキに暮らしてた! しかも子どもまで産んだ!
日本人の大好きな「かわいい北欧」。でも、その実態は?
暮らしてみて初めてわかった、フィンランドのちゃっかり賢く、ざっくり楽しい、意外な一面。
ゆるゆるまったり、マイペースにご紹介。
- バックナンバー
-
- 住めば都かフィンランド
- 外から見たらここが面白いよ、ジャパン
- フィンランドの「サ道」はゆるゆるがいい
- とにかく終わってほしかったハロウィン
- フィンランドの「牛離れ」問題
- きのこのためならえんやこら
- 人を信用しているからズッキーニもすくすく...
- 治安がいい国は「無人販売」がいいね
- マンネリ化するフィンランドの三大メニュー
- 行列や予約に無縁な「立ち寄り」博物館と美...
- フィンランドの推し活事情
- 推しがヘルシンキに帰ってきたらオタクはど...
- 短い夏をとことん長く楽しむフィンランド人
- 「明るいけれど夜」子供にそれは難しい
- フィンランドで泳ぐ、歩く、そしてまた泳ぐ
- フィンランドの野ウサギはカンガルーに似て...
- イースターに続出する「持続不可能なおもち...
- 爽やかな物乞いたちとチョコおばさん
- 幸福に「見える」国は実は幸福に「興味なし...
- あんまり盛り上がらない「女性の日」
- もっと見る