2年前の7月に、突如、中国語スクールに通い出した私。
いちばんの動機は、「増え続けている中国人の患者さんたちに少しでも母国語で話しかけたい」というものだ。授業の最初にそう伝えると、私の先生である朴先生は「そうですか。がんばりましょう」とほほ笑んだ。先生は中国生まれで教育大学を卒業したあと来日、日本の大学院で言語学の修士号を取った秀才だ。
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おとなの手習い
60歳という人生の節目を前に、「これからの人生、どうする?」という問いに直面した香山リカさん。そこで選んだのは、「このまま穏やかな人生を」でなく、「まだまだ、新しいことができる!」という生き方。香山さんの新たなチャレンジ、楽しき悪戦苦闘の日々を綴ります。
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