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2020.03.22 公開 ポスト

読んでいるあいだは「すてきなわたし」竹村優子

3月16日
先週から見ているゲラを今日中に戻すために最後の確認。アルバイトの子に鉛筆に消しゴムをかけるお願いしてから出かける。

目黒で取材。その前に、予約していたポットコーヒーをスターバックスに取りに行ったら、予想以上に広い店舗で驚く。ランチタイムと重なったせいか行列も想像以上に長くて遅刻しそうになる。

夕方、会社に戻り、坂口孝則さんから届いている連載「古典にすべてが書かれている。」の記事を作る。今回は、カミュの『ペスト』。今回ほど、連載タイトル「古典にすべてが書かれている。』を実感したことはない。初動時の官僚の冷笑的な態度、薬局の棚から姿を消すモノ、罹患している知りながら街へ飛び出す男……。「これは2020年の出来事だろうか?」と繰り返し書く坂口さん。たしかにそう思いたくなる1947年の作品。ペストは終わった。新型コロナはどう終わるのだろうか。

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幻冬舎plus編集部員の仕事と日々。

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竹村優子

幻冬舎plus編集長と単行本、新書、文庫の編集に携わる。手がけた本は、『世界一の美女になるダイエット』(エリカ・アンギャル)、『青天の霹靂』(劇団ひとり)、『職業としてのAV女優』(中村淳彦)、『大本営発表』(辻田真佐憲)、『弱いつながり』(東浩紀)、『赤い口紅があればいい』(野宮真貴)、『じっと手を見る』(窪美澄)、『銀河で一番静かな革命』(マヒトゥ・ザ・ピーポー)、『しらふで生きる』(町田康)、『往復書簡 限界から始まる』(上野千鶴子・鈴木涼美)など多数。

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