1. Home
  2. 生き方
  3. ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン
  4. この春、モテたい女子たち必見!

ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

2020.03.26 公開 ポスト

この春、モテたい女子たち必見!花房観音

年を取ってよかったことのひとつに、「モテたい」という気持ちが薄れたというのがある。

全くゼロとは言わないし、同世代でモテてる人を見ると、「どーせ私は」と卑屈になることもあるが、その程度の僻みは一瞬で忘れるし、昔ほどの羨望や嫉妬心はない。

加齢による体力気力低下のおかげで、人間関係が年々めんどくさくなっているので、モテないことで本気で落ち込んだりしない。

今の私には、モテる、つまりは不特定多数の人に好意を抱かれることで得られる自信や、承認欲求であったりのメリットよりも、デメリットのほうが多いように思える。

そもそも一人でいたいから

ここから先は会員限定のコンテンツです

無料!
今すぐ会員登録して続きを読む
会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン

関連書籍

花房観音『ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン』

いつの時代も女の人生、いとめんどくさ。 諸行無常の更年期。花房観音、盛者必衰の理を知る。 とはいえ花の命はしぶといもので生理が終われど女が終わるわけじゃなし。 五十路直前、滅びるか滅びないかは己次第。 綺麗な50代をなぜ目指さないといけないのか? 子宮はパワースポットじゃありません、ただの臓器です。 下半身とは死ぬまでお付き合い。 子供子供言うな。ワシがいらんゆーたらいらんのじゃ! 下のグレイヘア問題。 男の自慢話をいつまで聞いてあげるべきか。 笑われる女にはもう笑えない。 死ぬまでにあと何回「する」のか。 私が巨大なおっぱいを好きになれた日。 母性って誰か見たことあんのか。 ------------ほか いくつになろうが女たるもの、問題色々、煩悩色々。

花房観音『女の庭』

恩師の葬式で再会した五人の女。近況を報告しあううちに、教室で見たビデオの記憶が蘇り――。先生と濃厚なセックスをしていた、あの女は誰だったのか。互いに互いを疑いながら、女たちは今日も淫らな秘め事を繰り返す。不倫、密会、出会い系……。秘密を抱える腹黒い女たちと、それを監視する街、京都。重ねた噓が崩壊する時、女の本性が放たれる。

花房観音『どうしてあんな女に私が』

作家の桜川詩子は、醜い容姿がコンプレックス。それなのに、デブスな春海さくらは男達を手玉に取って、女神扱い。さくらを題材に小説を書くため詩子は、彼女の友人、母親など四人の女を取材するが――。“どうしてあんな女に私が負けるのか”。一人の醜女に人生を狂わされた女達の怒りと焦りが決壊する時、この世で最も醜い女の戦いが始まる。

花房観音『情人』

笑子が神戸で被災した日、母親は若い親戚の男・兵吾と寝ていた。男に狂った母、知らぬ顔の父、引きこもりの兄、職を失った自分――。 悲惨な現実から逃げるように、笑子は結婚し東京へ。しかし子供ができず、家庭にも確かな居場所を作れない。そんな中、兵吾と再会。 日常に背を向けて情交に溺れてゆく二人を3・11の激震が襲う。生き場なき女の物語。

{ この記事をシェアする }

ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

加齢、閉経、更年期……。何かと女性の心をざわつかせるキーワード。

本当にそれって怯えたじろぐものでしょうか。恐れるも楽しむも自分次第じゃありませんか?

「生理が終わったって、女が終わるわけじゃなし」。

女性たちの第二ステージは、新しい人生の幕開け!

セックスは?恋愛は?仕事は? 女たちの赤裸々カウントダウンをご紹介。

女の数だけ生き方がある!

バックナンバー

花房観音

2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。京都を舞台にした圧倒的な官能世界が話題に。京都市在住。京都に暮らす女たちの生と性を描いた小説『女の庭』が話題に。その他著書に『偽りの森』『楽園』『情人』『色仏』『うかれ女島』など多数。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP