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プラチナデータ

2020.04.21 公開 ポスト

#3 国が個人のDNA情報を管理するなんて【東野圭吾、電子書籍特別解禁】東野圭吾

神楽たちの情報をもとに、女子大生殺人事件の犯人を捕まえた浅間警部補。DNAプロファイリングの力をまざまざと見せつけられる。そのころ国会では、国が個人の遺伝子情報を管理できる法案が可決されようとしていた……。

これまで日本では一切電子化されていなかった、東野圭吾作品。このたび、二宮和也、豊川悦司出演で映画化もされた超話題作『プラチナデータ』が、初めて電子書籍になりました! 発売に先駆け、特別に100P相当の「プラチナ試し読み」を全7回にわたってお届けします。

「外に出たい若者たちよ、もうしばらくご辛抱を! たまには読書でもいかがですか。新しい世界が開けるかもしれません。保証はできませんが。ーー東野圭吾」

*   *   *

3

車のパワーウインドウを開け、浅間はライターで煙草に火をつけた。灰色の煙を斜め上に向かって吐き、そのついでに夜空を見上げた。雲はないはずだが、星はひとつも見えない。東京で星を見たのは何年前だろうと思った。

(写真:iStock.com/Svisio)

「張り込み中に煙草を吸うのは御法度ですよ、浅間さん」隣で戸倉がにやにやした。

浅間は煙草を指に挟み、口元を曲げる。

「課長の口癖だったな。今の御時世に煙草なんかを吸ってるのは刑事ぐらいのもの、ヤクザだって健康に気をつけてる、煙を吐いてたら、ここに刑事がいますよって宣伝してるようなものだってな」

「一理ありますよ」

「まあな。だけど、公共の建物内は全面禁煙、路上も禁煙となれば、車の中ぐらいしか吸える場所がない」

「やめりゃあいいじゃないですか。そんなタール0.3ミリなんていう煙草を吸ってるぐらいなら」

「好きでこんなものを吸ってるわけじゃない。喫煙できる場所でも、タール1ミリ以上は不可ってところが増えてきてるんだ」

「それ、煙草の味がするんですか」

「するわけないだろ。ニコチンは0.03ミリだぜ」

戸倉が苦笑した時、浅間の電話が鳴った。同僚の刑事からだった。

「今、店に桑原から電話があった。もうすぐこっちに来るそうだ」

「了解。奴が建物に入ったのを確認して、こっちは出口を固める。店に入ってきたら、すぐに確保してくれ」

電話を切り、浅間は前方の建物を睨みながら煙草の火を消した。建物にはいくつもの飲み屋が入っている。桑原裕太は、そのうちの一軒を目指しているはずだった。そこにお気に入りの娘がいるからだ。

「やっぱり、桑原が犯人なんですかねえ」戸倉が釈然としない様子でいった。

「そうなんだろ。DNAが一致している」

桑原裕太は住所不定だが、つい最近まで池袋で働くホステスと同棲していた。その女性の部屋に、彼が使っていたヘアブラシが残っていたのだ。そのブラシについていた毛髪を調べたところ、渋谷のラブホテル女子大生殺害事件で採取された毛髪や陰毛と、DNAが一致したのだ。

「だけど、こんなに簡単でいいのかな」戸倉は首を傾げる。

さあね、と浅間は答えるしかない。

戸倉が疑問に感じるのも当然だった。彼等が桑原裕太という人物に目をつけるに至った過程は、たしかに簡単すぎた。

神楽たちの情報を基に、江東区の山下郁恵という主婦の血縁を調べたところ、三親等以内に、八人の男性がいた。父親、息子、兄、二人の甥、父親の兄、そして母親の兄と弟だ。

さらに血液型がO型という条件に合うのは、このうちの三人だった。そうなれば、あとは総当たりでDNAを調べればいい。合致したのは、山下郁恵の甥である桑原裕太という人物だった。年齢は三十二歳で自称音楽プロデューサーだが、実際には風俗店や飲み屋に女性を紹介するアルバイトをして日銭を稼いでいるらしい。かなりの遊び人だった、と同棲していたホステスは証言している。

これで決まりだろう、と浅間も思う。だが引っかかっていることがあった。それは戸倉のように、簡単すぎるから物足りない、というような単純なものではない。

捜査が簡単になるのはいいことだ。しかしこの方法に何か誤りはないのか、と疑問に思う気持ちがあった。誤認逮捕のことではない。人間社会にとって問題は何もないといいきれるのだろうか。

「あっ、あいつじゃないですか」戸倉がいった。

黒い革ジャンを着た男が、軽い足取りで歩いてくる。短髪で、顔が四角い。男は立ち止まることなく、建物の中に消えていった。

「見ましたか。あのコンピュータの写真と全く同じだった」戸倉が興奮した声でいった。

「そんなことより、中の連中に知らせてくれ」

浅間は車から降り、周囲で待機している捜査員たちに合図を送った。

建物の出入口を、捜査員たちが固めた。浅間は戸倉と共に正面玄関で待機した。上着の内側に手を入れ、銃の感触を確かめる。桑原が凶器を所持している可能性はある。

腕時計を見た。桑原が中に入ってから五分が経っていた。

浅間が再び上着の内側に手を入れかけた時、「逃げたぞっ」という声が階段の上から聞こえてきた。同僚刑事の声だった。

その直後、形相を変えた桑原が駆け下りてきた。革ジャンは着ていなかった。

捕まえようとした戸倉に、桑原は体当たりしてきた。戸倉は飛ばされたが、桑原の勢いも止まった。改めて駆けだそうとした桑原の腕を、浅間は摑んだ。

「はなせっ」桑原は喚いた。

浅間は腕をねじり上げ、桑原の腹に蹴りを入れた。桑原が呻き声を漏らし、身体を折ったところで、足払いをかけた。倒れた桑原の背中に跨り、そのまま手錠をかけた。さらに浅間は桑原の靴を脱がし始めた。

「浅間さん、何をするんです?」戸倉が駆け寄ってきて訊いた。

「いいから、おまえはこいつの腕を押さえといてくれ」

浅間は桑原の靴下も脱がせた。足首を持ち、指を見た。

「驚いたな……」浅間は呟いた。

桑原の足の中指は、親指よりも前に出ていた。

4

「……以上が渋谷署管内で起きた女子大生殺害事件における捜査結果です。すでに桑原裕太は大筋で犯行を認めており、このまま送検しても起訴に持っていけると考えております」木場の、やや緊張を含んだ声が会議室内に響いた。

警視庁内の一室だ。円卓を囲んでいるのは、例によって刑事部長と捜査一課の管理職たちや渋谷署の幹部らだ。現場の担当者は木場と浅間だけだった。警察庁特殊解析研究所の志賀と神楽も同席している。志賀は最初から笑みを浮かべたままだ。自分たちの解析結果が早速事件解決に役立ったということで、満足なのだろう。神楽のほうは、この程度のことは予想通りとでも思っているのか、幾分白けた表情だ。

「すごいことじゃないか、なあ」刑事部長が満面の笑みで隣の那須に同意を求めた。

那須は大きく頷いた。

「全くです。DNAだけでこれだけ容疑者を絞り込めるとなれば、検挙率は格段に上がるでしょう。しかもDNAは毛髪や血液だけでなく、ほんのわずかな唾液や汗からでも採取可能だというんですから」

「そのほか、粘膜や皮脂、耳垢などからでも採取できます」志賀が即座に補足した。

那須は満足そうな笑みを浮かべた。

「殺人事件だけでなく、婦女暴行や盗犯にも有効でしょう。ただ、今回の事件に関していえば、捜査過程を表に出すのはまずいでしょうね」

「検察が何かいってきたか?」刑事部長が訊いた。

「プロファイリングと最終的に行われたDNA鑑定については問題ないだろうということです。しかし、最初の絞り込みの過程はまずいだろうと……」

「例の法案がまだ通ってないからな。で、どうするつもりだ」

那須が木場のほうを見た。それを受け、木場は空咳をひとつした。

「事件当夜、桑原らしき人物を現場周辺で目撃した、という通報が渋谷署にあったことにします。その情報に基づいて身辺を調査し、最終的にDNA鑑定を行ったという話ならばいかがでしょうか」

木場の言葉に刑事部長は頷いた。

「それならいいな。証人を仕立てる必要もない。よし、それでいってくれ」

了解しました、と木場は答えた。

「ちょっと待ってください。それ、どういうことですか」浅間は質問した。

何がだ、という顔で刑事部長と那須が同時に浅間を見た。その顔を見返しながら彼はいった。

「どうして、ありのままを公表できないんですか。目撃情報があったなんていう嘘をつく必要がどこにあるんです」

那須が眉間に皺を寄せた。

「特解研の存在はまだ公にはされていない。君だって最初の会議に出たからわかっているだろう。今回の捜査は、いわば試運転なんだ」

「それにしたって――」

「浅間君」刑事部長が口を開いた。「今回の君の働きは評価している。それでいいじゃないか。それ以外のことは、君は考えなくていい」

浅間は返答に窮した。それまでむっつりと黙っていた神楽が、かすかに笑うのが目の端に入った。

(写真:iStock.com/Chaiyaporn1144)

会議が終わった後、浅間は前を行く神楽を呼び止めた。志賀は刑事部長たちとどこかに消えていた。

「訊きたいことがあるんだ。ちょっと付き合ってくれないか」

神楽はしげしげと浅間の顔を眺めた。

「余計なことは考えなくていいと刑事部長からいわれたばかりじゃないですか」

「余計なことじゃない。大事なことなんだ。とにかく付き合えよ。十分でいい」

「仕方がない。じゃあ、五分だけ」

エレベータで地下まで下り、駐車場に出た。

「あれはどういうことだ。なぜ捜査過程を捏造しなきゃいけないんだ」

神楽は長い髪に指を突っ込み、頭を搔いた。

「悪いけど、おたくに話すわけにはいかないんですよね。警部補クラスの人間には」

「じゃあ、俺の話を聞いてくれ。俺が勝手に想像していることだ」

「それほど暇じゃないんだけど、まあいいでしょ。どうぞ」

神楽の整った顔を睨みながら浅間は深呼吸をひとつした。

「最初の会議の時から気になっていたことがある。DNAによるプロファイリングやモンタージュはいい。相変わらず科学は発展し続けてるんだなと感心した。だけど、あんたが最後に付け加えた情報については、どうしても腑に落ちない。あんたはこういった。江東区在住の山下郁恵という女性の三親等以内に犯人はいるってな。俺たちはその情報に基づいて桑原を見つけ、逮捕した」

「知ってますよ。改めて自慢したいわけ?」

「俺は山下郁恵という女性のことを調べてみた。前科はないし、これまでに犯罪の被疑者になったこともない。そんな女性のDNA情報を、どうしてあんたたちは持っているんだ。犯人がその女性の三親等以内にいると、どうしてわかったんだ」

神楽は笑みを浮かべたままだったが、その目には鋭い光が宿っていた。

「それで? おたくは一体どんなふうに勝手に想像しているわけ?」

「山下郁恵は三か月前に、都内の病院に行っている。婦人科で診察を受けたらしい。それ以外には、ここ数年、大きな病院には行ってないそうだ。もちろん本人は、これまでに一度もDNA検査を受けた覚えはないといっている」

「それで?」

「俺の想像はここからだ。彼女が診察を受けた病院が、本人に無断でDNAのサンプルを、あんたたちの研究所に提出していた、という想像だよ。その病院だけじゃない。いくつかの病院で、そういうことが行われている可能性もある。もしそうだとしたら、あんたたちの研究所には膨大な量のDNAデータが揃っていることになる。ただし、いうまでもなくそれは違法行為だ。そんなものに基づいて行われた捜査は、違法捜査以外の何物でもない。だから那須課長はいったんだよ。最初の絞り込みの過程はまずい、とね。どうだい、俺のこの想像は?」

神楽の顔から笑みが消えていた。鼻の下を擦り、吐息をついた。

「面白い話だね。もし事実だとしたら、だけど」

「お偉方は一体何を考えているんだ。こんなやり方を続けて、本当のことがばれたらとんでもないパニックになるぞ」浅間は吐き捨てるようにいった。

しかし神楽は不思議そうに首を傾げた。

「どうして?」

「当然だろう。人のDNAを勝手に調べて捜査に使うなんてことが、許されるはずがない」

「勝手に、じゃない。国のトップ連中の許可は得ている。というより、彼等の指示で我々は動いている」

「本人には無断で、だろ」

「国が本人に無断で個人データを利用するなんてことは、いくらでもあるじゃないですか。それをしないと税金の取り立てだってできない」

「それとこれとは――」

「同じことさ」神楽はさらりといった。「何も違わない。ただし、公式に認められていないから、とりあえずはおおっぴらにしないだけでね。だけど、近いうちに状況が変わる。刑事部長がいってたでしょ。次の国会で法案が通れば、我々は大手を振って、DNA捜査に取り組める」

「法案?」

「個人情報に関する法案だよ。警察の捜査に利用できる情報に、DNA情報が加わる。その法案が通れば、すべての受刑者のDNA情報の管理が可能になる。また警察庁は国民に対して、犯罪防止のためにDNA情報の登録を呼びかけることもできる」

「そんな法案が通るもんか」

神楽は小さく両腕を広げた。

「通らないわけがない。元々、国民のDNA情報を管理したくて、政府は我々のところに予算を回したんだ。野党とも、すでに話はついている」

「国が個人のDNA情報を管理するなんてこと、国民が許すわけないだろう」

すると神楽は呆れたように大きく口を開け、声を出さずに笑った。

「国民が許さない? ねえ、浅間さん。国民に何かできるわけですか? デモをしようが、演説をしようが、政治家たちは自分たちの通したい法案を着々と通していく。これまで、ずっとそうだったでしょ。国民の反対なんかは関係ない。それに国民だって、どんなに無茶な法案を通されようが、怒っているのは最初だけで、すぐにその状況に慣れていく。今度も同じことです。最終的には、DNAを管理されるのも悪くないと皆が思うようになる」

端整な顔で語る神楽を見て、浅間は人種の違いを感じた。どんな生き方をすれば、これほどシニカルな考えを持つようになるのだろうと思った。

「DNA情報の登録は強制じゃないんだろ。誰も協力なんかしないぜ」

「強制ではないけれど、登録者には減税をはじめ、いろいろと特典が与えられる予定です。役に立つものだとわかれば、いずれは誰もが登録するようになるでしょう」

「そんなにうまくいくものか」

「うまくいくんですよ。今度の事件だって、おかげで簡単に解決したでしょ」神楽は腕時計に目を落とした。「五分のつもりだったけど、結局十分近く話しちゃったな。急ぐので、これで失礼します。ああそういえば、今度の犯人に手錠をかけたのは浅間さんだそうですね。お手柄だったじゃないですか。これからも、もっと手柄を立てられますよ。我々と組めばね」

大股で立ち去る神楽の背中を見つめながら、浅間は不快感というより、胸騒ぎを覚えていた。今にも雪崩が起きそうな雪山に、爆弾が仕掛けられるのを見ているような気分だった。

神楽の予言が現実になったのは、それから間もなくだった。国会に、犯罪防止を目的とした個人情報の取扱に関する法案――通称DNA法案が提出されたのだ。本人の同意を得て採取したDNA情報を、国の監視の下、捜査機関が必要に応じて利用できるようにする法律だ。

野党議員は、プライバシー流出や侵害の危険性があるのではないか、と質問した。それに対して国家公安委員会の委員長が答えた。

「情報は厳重に管理され、いかなるネットワークとも接続されません。また、犯罪捜査以外の目的で使用することは絶対にありません。血縁者が犯罪を犯さないかぎり、登録者の情報は一生封印されたままということになります。犯罪捜査に威力を発揮するだけでなく、このシステムを機能させることにより、犯罪者予備軍を思いとどまらせる効果もあると考えております」

テレビや新聞、そしてネット上でも、この法案に関して様々な議論が交わされた。それを見るかぎりでは、国民の半分以上が反対のようだった。自分の遺伝子に関する情報を国に把握されるのは何となく気味が悪い、という生理的な理由が大半だった。

それらの結果は、浅間が予想した通りだったが、国会の流れは神楽が断言した通りになった。

途中までは反発していた野党も、次第に対立姿勢を弱めていき、最後には満場一致に近い形で可決されたのだ。与党が過半数を占めているから、可決自体は意外ではなかったが、この結末には浅間も驚かされた。神楽がいっていた、「野党ともすでに話はついている」というのは、こういうことかと合点した。

関連書籍

東野圭吾『プラチナデータ』

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。

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プラチナデータ

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは……。これまで紙でしか読めなかった、東野圭吾さんの作品。このたび本作『プラチナデータ』が、初めて電子書籍になりました! それを記念して、特別に「ためし読み」を7回にわたってお届けします。

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東野圭吾

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文藝春秋)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文藝春秋)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』(講談社)で第48回吉川英治文学賞、さらに国内外の出版文化への貢献を評価され第1回野間出版文化賞を受賞。

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