4人目は、『GOETHE(ゲーテ)』編集長の二本柳陵介。
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新型コロナウイルスによって、社会全体が重苦しい空気になっている。多くの人は自分の職や給与に対する不安を感じていると思う。『GOETHE(ゲーテ)』というライフスタイル雑誌を作っているのだが、雑誌作りも従来通りの手法ではいけないと、日々考え続けている。それは同時に、自分自身の仕事のやり方についても考えねばならないとうことだ。
一言で書けば、「自己検証」。
自分を見つめ直す、という意味では、齋藤孝さんの『孤独のチカラ』は滲みる。雑音や周囲に影響されることなく、一人で自己検証する大切さを感じる。これは以前取材したラーメン店の社長の本棚を取材したときに見つけたもので、何度も読んでいます。
塞ぎ込みがちだという人には『脳に悪い7つの習慣』を。北島康介や畑岡奈紗、小平智、なでしこジャパンなどに「勝負脳」を授けた著者の指南は今こそ励みになる。脳の仕組みを知ることは、自己検証の大いなる助けになる。
村木厚子さんの『あきらめない』は、郵便不正事件での逮捕や無実を勝ち取った記述も詳細に書かれているが、それよりも仕事に対する取り組み方が美しい人。
個人的には、柚月裕子さんを読み進めている。『狂犬の眼』や『ウツボカズラの甘い息』など。リモートワークしないといけないのに……という罪悪感のもと、自宅読みだ止まらないのが、犯罪小説のいい(?)ところ。
あとは私が編集した長谷部誠『心を整える。』も、タイトル、内容ともにぴったりなので、ご一読をオススメいたします。「整える」という概念は、今こそまさに必要な生きる技術!
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