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奄美の研修医

2020.04.29 公開 ポスト

島内めぐりも新人医師の大事な勉強熊原悠生実

4月半ば、西村経済再生担当相が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医師不足対策のため、「研修医も場合によっては現場に出ていただくこともありうるかと思っている」と発言されました。「研修」という言葉から「見習い」をイメージされがちなのですが、「研修医」は医師免許を持ち、お給料をいただいている、れっきとしたお医者さん。OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で、上の先生方から指示を受けながらですが、「医療現場」で働いています。なので、「現場に出てもらうこともある」という西村大臣の発言には、少し違和感がありました。今回の新型コロナ対応でも、各地の病院で、たくさんの研修医が、実働部隊としてすでに現場で奮闘しています。

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奄美の研修医

研修医ってどんなふうに働いているの? 離島の医療事情はどうなっているの? 25歳のドクターからが生き生きと綴る奄美大島だより。  

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熊原悠生実

千葉県市原市出身。25歳。両親は鹿児島県出身。高校までは千葉、大学は鹿児島大学へ進学。在学中はウミガメ研究会に所属し、吹上浜・屋久島を中心に産卵・孵化調査に参加。卒業後は鹿児島県奄美市の病院に採用され来島。在住2年目。今のところ外科系志望。

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