8人目は、『GOETHE(ゲーテ)WEB』編集長の八木基之。
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人と会えない間こそ、こっそり自分をアップデートさせたい。
コロンビア大学に留学していた知人が言っていました。「アメリカの名門大学って、一般教養の重視が半端じゃない。最先端の情報処理を学んでいる学生がニーチェを読まされる」と。教授曰く、その理由は「新たな時代を切り拓く際に必要なのは目先のテクノロジーではなく、哲学だから」だそう。分厚い哲学書はハードルが高いですが、『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』は、手軽にグローバルな教養に触れることができます。「知は力なり」、いつか知識をアウトプットできる日を想像しながら読みたい一冊です。
知識だけじゃなく身体もバージョンアップということで、『優雅な肉体が最強の復讐である。』もおすすめ。俳優、武田真治さんのこの本は、筋トレのモチベーションを上げてくれる金言がザクザクです。なかでも胸を打つのが「準備の出来ている身体にこそチャンスは訪れる」という言葉。確かに「筋肉は裏切らない」ですから。
学びや気づきが満載の池波正太郎『男の作法』には、こういう一節が。「みがくべきときに、男をみがくか、みがかないか……結局はそれが一番肝心ということですよ。(中略)『人間は死ぬ……』という、この簡明の事実をできるだけ若いころから意識することにある」。背筋を正して読みたい名著は、今が”男をみがく”絶好の時であることを教えてくれます。
#こんな時だから読みたい本
#こんな時だからこそ読みたい本 幻冬舎社員リレー
幻冬舎社員がリレー形式で「こんな時だからこそ読みたい本」をおすすめします。
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