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#こんな時だからこそ読みたい本 幻冬舎社員リレー

2020.05.07 公開 ポスト

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長い作品を自分のペースで時間をかけて(出版局・志賀建)幻冬舎編集部

12人目は、出版局の志賀建です。出版局は、印刷所とのやりとりや紙の手配などの進行管理、資材発注を行っています。

*   *   *

籠城娯楽をまずは映像で試してみたのですが、ドラマの「見てなくても勝手に進んでしまう」感じや、動画の「無限に続く次の動画」に疲れて読書に戻ってきました。自分のペースで、でも時間はかけたいので、長い作品をおすすめします。

 

 

新型コロナでまっさきに思い出したのが、スティーブン・キングの超大作『ザ・スタンド』。

軍の研究所から漏れたインフルエンザウイルスで滅亡したアメリカが舞台。最近キングがラジオで「リアルでごめん(大意)」と謝罪した、なんてニュースもありました。

普通のアメリカ人の生活が徐々に防護服に囲まれ、街が封鎖され……と確かに予言的。登場人物たちが咳をするのが本当に怖い。そう言えば誰もマスクを付けません。

文庫版で全5巻、約2,500頁。第1巻の500頁が終わってもまだ導入部。電子書籍あります。

 

もう一つは『真珠湾からバグダッドまで』。アメリカの元国防長官ドナルド・ラムズフェルド氏の回想録です。

この方、1932年生まれの87歳。9歳で真珠湾攻撃のニュースを聞き、軍人からキャリアをスタートして68歳で国防長官に就任。翌年に9・11が発生し、アメリカ本土への攻撃を2度とも経験することになります。

四六判で驚異の904頁。本も重いがゲラはもっと重かった。読み終えると謎の感動というか達成感があります。鈴木成一さんの装幀がシャープでかっこいい。電子書籍はありません。

#こんな時だからこそ読みたい本

スティーヴン・キング『ザ・スタンド』

生物兵器により死滅した北米で、善のもとに集う生存者たち。だが邪悪な勢力が虎視眈々と彼らを狙う……。巨匠の最高傑作、開幕!

ドナルド・ラムズフェルド『真珠湾からバグダッドへ』

アメリカはなぜ戦い続けるのか。半世紀にわたって権力の中枢に身を置き、対テロ戦争を引っ張った不撓不屈の元国防長官が描く超大国の意気地、そして苦悩。

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